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批評や分析ではなく個人の感想だよ

タカクラ萌え萌えゲー

 



牧場物語 Welcome!ワンダフルライフ
を購入。
 
 山あいの集落「わすれ谷」を舞台に、作物を育てたり、動物のお世話をしたり、町に住む人たちと恋に落ちたり、家族と思い出を作ることで、一生を過ごす、というゲーム。

 現在3章の秋。以下ネタバレない範囲で雑感。
 
 幼少期にオリジナル版をプレイしているのですが、空気感、BGM、キャラクターのセリフなど、つくりは良くも悪くも基本そのままに、システム面がかなりわかりやすく&とっつきやすくなった感触。
 良かった変更点としては、家畜が死ななくなったことと、牛が永遠にミルクを出し続けてくれること。
 また、『人生』や『子世代への継承』が作品としてのテーマである都合上、物語開始から一年で結婚しなければ谷に永住できないという、限界集落のリアルを嫌に反映しているシステムが健在なのは、時代性との兼ね合いがどうかとも思うものの、住人の好感度管理一覧やマップで各キャラ何処にいるのか把握できるようになったことで、フラグ構築が非常にラクになり、序盤強制的に恋愛に割かねばならなかったオリジナル版の問題点が緩和されているのは、良かった部分。

 現状感じている一番の不満点としては、システム面は全体的に向上している一方で、やり込み要素である品種改良のシステムがグズグズなこと。
 改良に改良を重ねる上でタネを大量生産したいのに、ツルタンにタネを渡す際に一つ一つ選択しなければならないのが超億劫で、どうにかならないものか。
 大量生産がしにくいのにツルタンにSランク種食わせて失敗されるダブルパンチで、ムカつきます。あと、手持ちに上限があるのに、タネを貯蔵している倉庫とツルタンの距離が若干離れているのも、往復の必要が出て面倒くさい。
 また、牧場ゲームとしてはスターデューバレー(傑作)が自分の中の基準となってしまったことで、ワンダフルライフは遊びの要素が少ないなと感じてしまいました。それこそ今打ち込んでること、品種改良と牧場施設増築くらいですし。
 …六股しようとしたら、ムームーと恋人になった時点で他のイベントが全て進めなくなる、硬派な仕様でショックだったのですが、ここも併せて、自由度の低さを人質にしてテーマ性を押し出しているのは、あまり好みではないところ。
 結局のところ、私が牧場物語シリーズに求めているものって、効率ゲー要素なのかもしれません。
 
 また、不満というか…衝撃だったのが、男性キャラクターの大幅なデザイン変更。

 顎やばい

 家畜のデザインもリアル路線からファンシー路線に転向しており、過去のキャラクターデザインの方が正直好みだったのですが、これはもう好き嫌いの問題でもあるので致し方なし。女性キャラクターは皆可愛いので許せます。
 …というか、結婚対象男性キャラクターは、ビジュアルだけじゃなくて、半数がピーキーなキャラクター性。…例を挙げますと、
 ・好きな女と仲のいい主人公に嫉妬しつつ主人公と二人の時はデレデレになる狂人(おそらく同性婚実装にあたり男性主人公版と女性主人公版を無理やりくっつけたひずみ)
 ・両親現役の実家に居候しつつ「働くの意味わかんない」とほざく無職
 比較的紳士度が高いグスタファが、神に見える。

 不満はありますが、雰囲気も良く動物とこどもと妻がかわいく、テンポも悪いわけではないので遊んでいて楽しいですし、YouTubeとか観ながらグズグズ遊ぶのに適してるゲームではあります。
 オリジナル版で見れなかったエンディングまでは走り切りたいな、と思います。