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批評や分析ではなく個人の感想だよ

エヴリデイ!ヤングライフ!ジュ・ネ・ス!

 牧場物語 Welcome!ワンダフルライフ現在4章冬。息子が反抗期を迎え自分や周囲の人物にも白髪が入り始めてきた…そして…飽きた
 組み合わせが多様、見た目もユニークで、やりごたえがある品種改良は面白いものの、初年度以降はこれくらいしか打ち込めることがなくなり、その上で品種改良のUI・UXが2023年発売ゲームとしては劣悪なのが痛恨。ここ以外のUI・UXは割と快適だったのですが…
 "人生"というゲームコンセプトそのものは面白く、牧歌的な雰囲気づくりもよく出来ていて、四季や年月の移り変わりの変化も情緒があって美しいものの、コンセプト重視すぎるがあまり肝心のゲーム性がおざなりなのが、勿体ない。

 やる気が復活するまで他のゲームに手を出すかと思い、Switch版『ペルソナ4ザ・ゴールデン』を開始。今CV釘宮理恵が仲間になったところなのですが…これがめちゃくちゃ面白く、睡眠時間を削って遊んでいます。
 戦闘強くなる上でペルソナ(スタンドのようなもの)が重要なのですが、ペルソナ作る素材ペルソナがシビアすぎないので、難易度ノーマルでなんとなくプレイしている初心者の私でも、強いペルソナができて嬉しい&とっつきやすい。
 田舎町の身近な殺人の犯人を追うストーリーのフックもばっちりですし、『本当の自分』という試練に対して各々の手法で向き合うキャラクターも個性豊かで愛着湧きます。ただ、スケベや肥満体型や同性愛の取り上げ方に嫌な茶化しが入っていて、価値観が今日的には古いと思う部分もありますが、個人的にはギリギリ許容範囲。
 一番面白いと感じるのが毎日のスケジューリング。
 雨が連続すると起こる霧の日に、ターゲットにされた者が殺されるという作中ルールがあるのですが、天気予報でその日をプレイヤーが予測することが可能。そのため、霧が出るタイムリミットまでに、ダンジョンを攻略し、ボスを倒して被害をくいとめることがゲーム上の目的になります。
 終わりを意識しつつ自分や仲間のペルソナを強化する必要があるのですが、方法は戦闘経験値のみにあらず。友達と仲良くなることで強いペルソナを生み出せるようになり、その友達と仲良くなるために勉強や読書やバイトに勤しんで自分磨きをする…日常シーンの経験が相互に作用し、これも重要な強化手段となっています。
 提示されているタイムリミットに対し、どういう予定を立てて効率的に強くなっていくか?ここに戦略性が出ているのが、楽しい。
 また、バトル演出は地味すぎずしつこくなく、ロードも爆速ですし、育成もさくさくなので、全体のテンポがとにかく良いのが遊びやすさに拍車をかけている感じ。
 現在気になるのは、前述した微妙な価値観の古さと、アニメパートの絵があんま良くないことくらい。
 アトラスゲームって『幻影異聞録♯FE』くらいしかプレイしたことなかったのですが、イツキくんが天然ジゴロなのってアトラス主人公の系譜だからか!という気づきを得る。あれ、アトラスが作ったFEの同人誌みたいなものだったのですね。