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批評や分析ではなく個人の感想だよ

ウソゴクざっくり感想⑥(魔男編)

あけましておめでとうございます。年内に終わらなかった…魔男編+最終章つなぎの22〜24巻

 

22巻
■「アイツ…、なんか、昔のオレに似てる気がしたんだよ。」「オレは、おまえやみんなのおかげでそのイラつきがなくなってきた。だからさ…、次は…、その…、オレがアイツを…、助けてやるっつーか…。」過去の自分を見つめ直し、今度は自分が亜久道くんに手をさしのべようと思えるようになった番崎くん。ラスト付近で一度メイン回ありますが、その構想はこの時点で既にあったような雰囲気。
■「キミ、のりしお派?」「わたしはうすしおが好きだけど…、のりしおもおいしいよね!」「…へー…。じゃ、半分あげる。」天子ちゃんとお菓子を割ってシェアするスカジャンの少年。あえて一枚を割ったのは、彼が友達とポテチを分けあった経験がないからかと思う。他人が素手で触ったポテチ食べ難いな…と思うんですが、天子ちゃんはいい子なんで引かない。
■万引きの罪をゆるしてくれた駄菓子屋のおばあちゃんに恩返しをはかる立前くんが、今作らしい細やかな更生描写。
■犯行現場抑えるためにリモート地点誤認させるのは唸らされました。オチのゴクオーくんは天子ちゃんとリモート(ウソ)するためにわざわざ糸電話作成したのか、ドスケベ初代。
「アンタのウソも暴いてやろうか?」「ムダだよ。」「ジブンはウソを知らないから。」そういえば、『ウソ』とは何か?に突っ込んでくる敵キャラクターって、初めてか。
■スカジャンの少年の名前が判明、「魔男」。リアルタイム時単行本派だったので、公式ツイッターの予告で彼の存在を知ったのですが、「まだん」を「まおとこ」と読み間違えて、攻めた名前だなあと思った記憶があります。そんな名前つけるはずがないだろ。
■一般地獄民のルウキが地獄王補佐のお仕事に就けるの異例のようなので、地獄長や側近は超エリート集団だ。
■「どんなにゴクオーさまと仲良くなろうが…、オマエはしょせん現世の人間!『よそ者』だ!」お局…
■側近や地獄長は明確に“大人“として描かれており、天子ちゃんに対する態度も『こどもに対する庇護欲』なんですけど、ルウキの態度は若さが滲んでいて新鮮。なんか彼は若干、ゴクオーくんの夢男子感が。
■地獄の掟3つのうち2つ「地獄内での争い」「他の種族との交渉」地獄王も普通に破りまくってて、形骸化著しいよ!
■「過ぎたミスはウソにできねェ。頭をきりかえろ。天子ちゃん…。落ち着いて…。」あ、あの…「落ち着け」じゃなくて「落ち着いて」なのかよ…12歳の女児にこういう対応とるとか、天子ちゃんその後の人生特定の男を好きになれないんじゃないのと思うんですけど、地獄王はそのあたりの責任をどうお考えでしょうか。まあ、小野天子も地獄王の永遠に近い生を狂わせてるので、お互い様という意見はあります。
■魔男、セコム×2がついていた。

23巻
■滑ったヒッチーに対する伊明くんの「ムチャしやがって…」爆笑。
■「おまえはやさしい!オレを相方に選んでくれた時もそうだった。おまえはダレかが落ちこんでたり悲しんでたりしてるときにすぐ気づけるんだ。オレはそういう人間が、一番人を楽しませられると思ってる。」ヒッチーに救われた伊明くんからこのセリフが飛び出てくるのが泣かせるなあ。
■窮地のヒッチーの脳内に伊明(親友枠)とノンコ(ヒロイン枠)の笑顔がよぎるのが、主人公力高い。
「『笑い』は!人が笑ってくれるってコトはどんなコトよりもスゲェ!オレはそんなスゲェことを世界中に広めたいっていう…、夢があるんだよ!」
■振り返って考えると、ヒッチー初登場回の目的も『ただひとり、笑わないノンコを笑わせたい』でした。そこを踏まえて友の言葉で"笑い"に対する信念が定まるヒッチーが滅茶苦茶格好良く、ズボンのゴム緩めた伏線を活かして笑いに繋がるのも鮮やか!ヒッチーの対比である『わかる人だけ笑えばいい』『笑いで傷つけてもいい』与渡くんがしてやられる手法も因果応報で、107話良作回。ヒッチーにこういう形で再度スポットライトが当たるのも大変嬉しかったです!。
■魔男のごはんは配給制かつ2択仕様で、学習方法は読書。生育環境が闇すぎる…
■アイコンタクトで人間守る意思疎通をとるゴクオーくんとユーリィはクールだな…
■「ロゴがあるところを蹴れと言われた?」「それは約束だから言えない」善意も悪意もない魔男の人間性がわかり、自然な会話でキャラクターの個性を出していく手法が巧み。サッカー問答のゴクオーくんはアキネーターみたいです。
■「嘘ってモンがちっとはわかったか?現世もなかなかオモシレーところだろ?」「いや、わからないし、つまらなかったね。なんでかわかる?これからジブンがオモシロくするからだよ。オモシロイ世界を、創る。」
■「ジブンは親を知らないからよくわからないけど…、あの3人…、なにがそんなに楽しいんだろう?」手の届かない『家族』に対する憧れのニュアンスを感じる。本人無自覚でしょうが。あと、多分『楽しい』も知識としてはあるけど体感としてはよくわかってないんじゃないかな。
「オレにはぶっちゃけ人間に思い入れなんてない!でも、アイツみたいな人間がいるのなら…、ゴクオーさまが信頼しているのなら!人間のためにも、この世界をオマエらに変えさせるわけには行かないんだー!」ルウキ、いい台詞をもらいました。
■直前ゴクオーくんに下手なウソを詰められたルウキが、今度は魔男セコム2人をウソでやりこめるのもよかったです。
■※すごくいたい
■キセキが地獄のものに効果抜群描写はたびたびあるのですが、その逆(魔力→天国のものに効果抜群)の表記は特にない…よね?上層部勢力的にも天国の方が勝っているようだし、能力相性も魔力よりキセキ有利、トップの神は万能なので、天国と地獄が正攻法で全面戦争とかしたら、地獄大敗するやつだ。
■「ジブンはね…、生まれてきてからずっと…ずっと…、ある場所に閉じ込められていたんだよ。それはつまらなかったよ。」「ただ食べ物が出て寝るだけの生活が、かぎりなく時が止まった場所でずっとずっと…続いたんだ。」「ズルイじゃないか、なんとかちゃん。今はキミたちだけがオモシロイ世界だなんて。だから、今度はジブンだけがオモシロイ世界を創るのさ。」
■魔男がこうなった原因は社会と断絶しているゆえの”孤独”だったわけですが、そのさみしさを自覚できないままに世界を羨み、自分が真に何を欲しいのかわからぬまま再度孤独を選ぼうとしているのが、残酷。
■「魔男くんにだってきっと、これから楽しいコトが…。」「起きないよ、ジブンには今、なにもないんだよ?家族…、お金…、住む場所…、ケータイ…。自分を証明するモノもなにも…。」
■ルーツ不明で『何も持っていない』点で魔男はネクストと近く、ネクスト編の場合は記憶喪失を利用しルーツとする思い出を作中で創るという力技に出ましたが、これはネクストやそれに協力しているゴクオーくんが立場上なんでもあり(多分小学校入学に際しても戸籍の偽造とかしている)だったからできたこと。人間である魔男はその元手がなく、普通の思い出を作るための土台がそもそもないんですよね。
■魔男のちょっとズレた言動や価値観、ものの知らなさというキャラクターの愛嬌として出てきたものを深堀したときに、『社会性を養うための教育を受けられなかった』ことが浮き彫りになるのが、巧いし、非道い。
「ごめんね…まだんくんのきもちかんがえてなかった…」恵まれた環境故に持たざる者へ無神経に出てしまう傲慢さと、その自分の至らなさを自覚して歯を食いしばりボロ泣きする両面が描かれるのが、まさに人間小野天子。そして天子ちゃんが涙を流す理由が、魔男本人にはわからない。
■「どんなに世界がオモシロクなろうが、生まれた境遇を恨み、幸せな人間を妬むキサマの元には、オモシロイ世界など未来永劫やってこない!コイツらだっていつも楽しいわけじゃねェよ。ツレェコトをいくつも知ってる上で、笑ってるんだ!」「ゴチャゴチャやってねーで『生きる場所が欲しい』って言やァよかったんだよ!」その通りですけど、この環境で育った子供にそれは酷だよ~
■あまりアクションシーンで魅せる作品ではないのですが、魔男編の空中戦は工夫を感じられる。魔男が足技メインなの格好良いんですが、サッカー描写ってこのためかと今更。
■「ジブンはキミたちと同じ…ただの人間だよ。」「魔法が使える女の人を『魔女』というだろ?だからジブンは『魔男』なのさ。」与えられた本読む中で魔女という概念を知って、自分で自分の名前つけたのかなとか想像出来て辛い。
■ゴクオーくんが天子ちゃん救出した際に「オレっちにとってこの人間が『世界』だ。」が、ウソでも飛び出てくるのが気ぶります。
■「ワリィが、おまえの正体が人間だった時点で…、オレっちの勝ちなんだわ。なんでかわかるか?オレっちは初代閻魔大王地獄王。人間の罪を裁く者だからだ。」ユーリィ、サタン、ネクストの変化において、天子ちゃんの影響が非常に大きかったのに対し、魔男編はそうでもないのが引っかかってたんですが、ここ読んで腑に落ちました。
■「ウソの意味は最後までわからなかったよ。ダマして…、ダマされるだけでなにがそんなに…。オモシロイ……、のか……。」
■魔男が異種間交配の忌み子という衝撃の真実。周囲も交配自体には寛容だったようなのですが、地獄の掟「他の種族との交渉」やはり誰も守っていない…(魔男パパがママ看病した千年前のタイミングで掟が定まっていなかった可能性もありますが)
■父母を守るために、震えながらはじめてド下手くそなウソをつく魔男(超ポーカーフェイス)が、大変可愛らしい。
■「3人で共に一から人として暮らすコト!それがおまえたちの罰だ。」「ハッピーエンドと思うなよ?人間の世界は厳しく、ウソまみれだ。はたしてその中で正しく生き、幸せを見つけることができるかな?」
■「おまえ、自分でもワケのわかんねーコト言ってたろ?」「あっ…、そう。2人をなんとか助けたくて…。」「それが『嘘』だよ。おまえの心から出た、おまえの真実だ。」
■「ウソ」の本質は、ダマしてダマされることではない。ゴクオーくんから与えられるのではなく、大切なものを守るために、自分が無自覚につむいだ言葉によって、「ウソ」が人にとってどういうものなのかを知る。魔男の“自覚”に理解の焦点を持ってきたのは大変良かったです。
■最後まで魔男→天子ちゃんは「なんとかちゃん」。天子ちゃん魔男編も高いヒロイン力を発揮したのに、彼女のことがここまで印象にのこっていない敵キャラクターも初めてではないでしょーか。まあ、名前を覚えていないことが失礼であると気づけるようになったのが、魔男が社会に降り立ったということなのかもしれません。
■あと、今までのライバルは人を下等に見ている上位存在であり、”小野天子をシンボルとする人間たちの生きざま”をゴクオーくんが人外の視点から語ることで、人間のすばらしさを肯定する構成になっていました。魔男一家の場合はこれから『人間とは何なのか』酸いも甘いもその身をもって体験することになるので、今を生きる人間を語る必要性は薄く(シーンとしてないわけではないのですが)、魔男にとっての天子ちゃんの印象の薄さはそこに起因するものなのかなと。
■といってもメタ的な部分で天子ちゃんは全く空気にはなっておらず、「ポテトチップスののりしおが好きかをジブンが聞いて、キミはうすしおと答えた。けれど、すぐのりしおもおいしいと言ってくれた。それがすべての答えだったのかもね。」は、かつて孤独から他者を羨み、自分以外を排除しようとした魔男が、今後人の営みの中で生きていくうえでの指針になるのでしょう。
■あと、振り返って考えると、魔男パパママの「おたがい、最初は立場とものめずらしさがありましたが、『生き物』としての本質は同じというコトを知りました。」とか、ルウキの「自分が初めて『ダメな側』になったとき…、それまでバカにしていた『弱く』『甘い』人間に!失敗を認め、次につき進むことを教えられたんだ!」は”自分と違う存在を受け入れ、認めて生きていくことが、自分の世界をオモシロくしていく”ことを書いており、魔男編のテーマは各キャラクターの視点から散りばめられています。その集約が「のりしお"も"おいしい」だったのかな、と。改めてルウキは、本当にいいセリフもらった。
■田舎に移住三人暮らし&魔男の瞳にハイライト&『ダン』に改名、情報量が多い!でオチ。新しい名前はちゃんと魔男パパママがつけたのでしょう。よかったねえ。
■魔男編こじんまりとしてしまった印象はありますが、最終章の前フリの要素が大きいのでしゃあなし。派手さは薄いけど、綺麗にまとまったと思います。
■23巻発刊時点で完結が視野に入っていたためか、おまけが多め。10周年企画イラストのハイライトは、チチジとタメイキの新人、教育係時代です!(一緒に現世でご飯食べてたり、タメイキがチチジを強い人に挙げていたりしている2人の、過去!)当時はオッサン呼び。
側近時代のサタンのことプー疑惑浮上とか言ってすみませんでした。仕事できる男。そうじゃないと天国で出世できません。

24巻
■『夢』がないことにコンプレックスを抱えている茶刈くんは子供結構あるあるだと思うのですが、着地点がやさしい。自分が小〜中学生の時にこの話読みたかった。
■DXウソ発券機、ウソついたらビリビリするってマイルド拷問用具では。
■公式ツイッターで2021年5月号の原稿中に連載終了を聞かされたと記載あったので、確認したら114話田塁の持ち込み回が該当したんですが、意外。もっと前からかと思ってました。終わりを意識し始めたのは魔男編からとも言ってたので、どちみち風呂敷の回収には入り始めていたのかも。
■小学生で原稿完成させて持ち込みに行く田塁くんのバイタリティすごすぎ。
■夢を応援してくれた赤花くん作『ハミガキボーイ』を、原稿中目にとまるところに貼っている田塁くん、これまた細やかな描写。
■「…番崎くんは、もうだいじょうぶだと思うな。」「ああ…!ボクも思う。アイツ、ホント昔にくらべて丸くなったよ!」「本っ当手のつけられない暴れん坊だったものね。」連載終了告げられたであろう作者が、115話にてまず最初に手をつけたのが、1話で乱暴者として登場し、作中を通して丸くなっていった、番崎くんの過去回。
■「新しい学校でもオレみたいなのがいたらどうしようって…、そう考えたら、…学校行くのがムリになっちまったらしいんだ!」「なにが今じゃ頼れるガキ大将だ!ふざけやがって!全部おまえの…おまえのせいだからなァァァ!」
■最初ゴクオーくんと平日の公園で出会った前戸くんが、充実した日々を過ごしているように“見せている”描写が効いてくる。
「消せない罪と罰…。この世にもソレはある…。」いやー、重い。低年齢男子向けフィクションにおいて、イジメ被害者側を題材にしたものは割とよくある(そこからの這い上がりがフォーカスされるため)のですが、加害者側の償いを描くのは珍しいのではないでしょうか。
■「アイツらは自分の意思で、アンタを助けに来たのさ!」過剰な制裁を受けかけた番崎くんを助けにくるのが、亜久道・茶刈・梶野・恵比寿と、番崎くんが絆を積み上げてきた人たち。
■「アンタにならいくらでも殴られようと思っていた番崎クンの謝罪の気持ちを裏切った!2人だけの秘密と言っておきながら!心をふみにじる嘘をついた!番崎クンが過去アンタにしたことは悪!だが…アンタのついたその嘘もまた、悪だ!」「オレは被害者だぞォー!」「被害者ならいくらでも加害者になっていいなんてルールはねェ!」今回はウソ暴きというよりも、裁きだ。
■「オレは…、一生おまえをゆるさない!二度とオレの前に現れるなァ!」「アンタのやらかした罪は消えない。一生しょいこめよ。ただ、アンタには一生モンの友達もいる。まあ、ガンバレや。」泣き崩れる番崎くんの表情が素晴らしく、吉もと先生は凄い表情を描くなあ。
『消えない罪を一生かけて償っていくのは苦しい道だけど、1人じゃない』結論は、別に意外性があったりするものではないのですが、作中の番崎くんが紡いできた、人間性の成長や彼の変化に伴って出来た人との絆をフルに活かし、辿り着くべくしてそこに辿り着いている
物語をたたむところにきた最初の一手が番崎くんの個別回なのも、作者の真摯さを感じます。傑作回。
■116話皆見先生回。6−2卒業制作に加え、各キャラの変化の部分に言及し『終わり』をメチャクチャ匂わせてくる。
■拙井くんに褒められて赤面する千十郎の作画がやたらかわいい。
■生徒の宿泊のために手を回す皆見先生が熱心で偉すぎます。新卒代理担任で、梶野回では「あのっあのっ」しか言えてなかったあの先生が…
「ゴクオーくん…、中学校も…いっしょに行ってくれるのかな…?」最終章の事件がなければどうだったか、は、気になるところ。
■なんか、自分にとっての天子ちゃん→ゴクオーくんって、丹波哲郎メーテルなんですよね…天子ちゃんの少女の日の心の中にいた青春の幻影みたいな。
■舌抜きを受け入れる皆見先生はやはり人格者で、圧巻のシーン。抜かれる際に、口元だけで皆見先生の抵抗→葛藤→受容の変化を描いており、演出面も冴えまくります。冨樫義博がこういう表現抜群に巧いんですけど、作者がH×Hのファンなのわかる。
■「直さないでください!」「先生が作ったところだから…、そのままにしておいてほしい…!先生も6年2組だから…!」皆見先生をただの見守る存在から6−2の内側に取り込む発想の転換で、彼女の罪を消す小野天子が実に鮮やかで、天子ちゃんはこういうところが最高に格好良い。
■こちらも良い回でした。番崎くん贖罪回から年間アニメや特撮の最終クールのような感覚で読んでいるのですが、気合の入ったエピソードが連続。
■特別編では若バトラー(短髪!)がクローズアップ。側近面接受けられる時点で、やはり名家出身のエリートのよう。『地獄耳』というスキル所持も判明。
■生真面目で正直なバトラーに心を許す地獄王、相変わらず好みのタイプがブレない。
■「賭けはマダム…おまえの勝ちだったな。舌を抜いてもアイツの心はなにも変わらなかった。約束だ。もう二度と悪漢舌をこんな使い方でやらねーよ。」「あなたさまがそうなってしまうのも仕方ない…。ただ…、アタクシはあなたさまのそのらしくないウソの暴き方が…、見ていてとてもつらかったザマス…!」「…わーってるよ。『アイツ』が今ここにいたら同じコト言っただろうしな。」過去の男を匂わせるな!
■過去のトラウマが原因で、本心自白させるという最悪の採用面接していたと判明…炎上しそう(某同人印刷所)。この時面接に来ていたのが純朴なバトラー青年だったからよかったものの、クズだったら圧迫面接継続して部下全然いない未来もあったかもしれない。マダムもバトラーの本質を見抜いたから賭けを持ち出したのかもしれませんけど。
■なお、500年前サタン編〜ナナシノ編の地獄王、部下に裏切られすぎ問題に関しては、バトラー採用きっかけに、部下を拒まない&信じるスタイルを定めたからだと判明。バトラー、影響でかいな!
■ゴクオーくんの新人時代も教育してるマダムが、一番謎。おいくつですか。