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批評や分析ではなく個人の感想だよ

新すばらしきこのせかい本編クリアした

 

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かわいい。

前作は2年ほど前にプレイ済みのため、その上でつらつらと。

ちなみに私は前作かなり好きです。switch版クリアの後にオリジナル版に手を出すほどに。(当時の感想https://pppm.hatenadiary.jp/entry/2019/09/01/203507

 

人気が高い前作から14年も間が開くという、嫌でも期待値が上がりハードルが高い状況での発売だったと思うのですが、押しも押されぬ良い続編を生み出してくれました。

前作の独特な雰囲気を壊さぬままに、全ての要素が丁寧にブラッシュアップされていて、正統派続編といったところ。

会話シーンのコミック演出とか、ミニキャラも入って楽しい。

 

そんな中でとにかく私が高く評価している点が、キャラクターの扱い方。

前作にて生存した主要キャラはほとんど続投の形となりましたが、前作を経た上での変わらない部分・変わった部分が、そのキャラの格好良さや可愛らしさに繋がる書き方が、非常に気持ちよかったです。

 

例えば南師、相変わらずエキセントリックで案内役として適さないのでは、と思ったのですが、キャラの濃さはそのままに新キャラ達の描写を阻害しないためか、会話フェーズはかなり大人しめ。

その上で、戦闘面で頼りになる・死神ゲームを把握しているの二点で、なんだかんだで頼りにされるというのが、おもしろい立ち位置でした。

シナリオ的な都合であったであろう、死神ゲームについてさわりしか説明しないのも、南師のフリーダムなキャラ踏まえて納得ですし。

 

ネクもビイトも頼れる先輩がいたについてましたし、渋谷の危機にライムやシキやヨシュアなど過去作キャラが惜しみなく活躍するクライマックスは、非常に盛りあがりました。

そして、前作キャラにきっちり良い見せ場がある上で、今作キャラも負けないくらい魅力的に書かれており、前作のキャラクターを横に並べても食われなかった点は、素晴らしかったです。

で、どうして今作キャラが魅力的で食われなかったというと、成熟した姿で出てきたが故に作中内での変化の幅が少なかった旧キャラに対して、新キャラは前向きな変化の物語を背負っていたことが、大きな要因だったと思います。

今作主役級キャラのリンドウ・フレット・ショウカ(ナギさんは成熟した立ち位置なので除外)は、それぞれ自分の気持ちを言葉にできないという欠陥を抱えておりますが、人との関わりを通してそれを払拭する過程が丁寧に書かれています。

特にリンドウ。今作言ってしまえば、言葉の責任を負うのが怖くて流されて生きてきたリンドウが「選択」できるようになる物語であり、その過程を追うつくりになっておりますが、全体通してここの軸がブレなかったことが、作品全体の統一感を高めることに繋がりました。

 

旧キャラが成熟したストレートな姿をみせた上で、新キャラの覚悟と変化をきっちり見せて一作に収める、非常に堅実で丁寧で、続編のお手本のような作品でした。

文章にしてしまえば簡単なのですが、こういう痒いところにちゃんと手が届く続編を作ることって本当に難しいことだと思うので、前作からのプレッシャーを見事にはね返したスタッフに、感謝。

 

戦闘に関しては、ハードの変化でタッチからボタン操作になりましたが、ボタンに各キャラ各バッチが割り当てられている関係で、適当にボタンを押しているだけでもチームで戦っている感覚が味わえたのは、面白かったところ。

まあ、守備力とHPがチーム共有の関係で、誰に強いバッチを持たせるかが、単純に攻撃力の高いキャラになってしまいがちな部分もありましたが。そこは装備のアビリティも加味しつつバッチをセットしていけばいいのかな。センス伸ばすの後回しにしていた関係で、あまり活かせなかった感じ。このシステム自体は前作のブレイブよりも自由度が高まって良かった部分でしたが(序盤から女装ができる!)

 

そんなわけで今作非常に評価してますが、不満点が2つほど。

 

1つめは、チームものを題材にした多様な人間関係や、それを踏まえた各キャラの見せ場はよく書けている(キャラクターボードはいいシステムでした)一方で、一対一の関係性の深まりに関しては、さすがにそこに注力していた前作に軍配が上がるかなと思います。

例えば、2週間目でリンドウとフレットがギスギスし始めるシーンがありましたが、和解がなあなあになってしまったのが気になり、ここはもっと突っ込んで欲しかったところ。

まあでも、あの時点では、人に気を遣いすぎて線を引くリンドウと、上部とノリで本心を晒せないフレットが喧嘩することってまずできなかっただろうなと思う部分もありますので、この2人に関しては「喧嘩が成立しない」ことそのものが、問題だったのかもしれません。

その場合でもここから始まったぎくしゃくを終盤に爆発させる手法もあったと思うのですが、そこはプレイする上での気持ちよさを天秤にかけて、気持ちよさをとったのかな、とは思います。

ネクとビイトがこのあたり非常にうまく展開された上で相棒におさまったので、どうしても比べてしまう部分はあるのかも。

 

2つめは、フィールド移動が億劫だったこと。

シナリオを進める上で多くの移動が要求されるのに、場面切り替えのロードが微妙に長く、ワープ機能がないのは、テンポを削いでしまい、前作から続く不満。ビイトのスケボーで移動速度上がりますが、この欠点が劇的に改善されるというわけではありませんし。

渋谷を駆け抜けるゲーム性を外したくなかったであろう気持ちはわからないでもないですが。

 

あとこれは不満というほどでもないですが、インタビューに、前作プレイしてなくても手を出して欲しい思いから2ではなく新というタイトルにしたとありましたが、新すばせかってかなり前作プレイ済み前提のつくりでは

前作の存在が購入の障壁になってしまうのを避けるべく、仕方ない部分もあったんだろうなとは思いますが、公式の場でこれを断言するの、どうなんだ。

っていうか今作、ds版ではなくswitch版のすばせかプレイ済推奨なので微妙にプレイハードル高いな。

 

あとは、キャラクターについてぼちぼち。

 

リンドウ

 

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前作、ネクが凄く気難しいタイプの男の子だったことが(そこからの成長がストーリーにおける大事な要素といえど)プレイするにあたって最初わりとキツかったのですが、リンドウは表向き人当たり柔らかで他人に敬語使える程度の常識と協調性があり、見ていてあまり嫌な感じがしないのは、序盤大変入り込みやすかったところ。

加えて、ネクの利かん坊っぷりに関しては現代的な若者象という要素が含まれているところがメタ的には多分あって、それにしては少しやりすぎというか、具体的な理由づけをした方が自然では?みたいな部分もあったのですが、

「コミュニケーションは普通に取れるけれど、他人に気を使いすぎるがあまり、自己主張が苦手でコミュニティを広げるのが億劫」なリンドウの欠点は、現代的な若者としてかなり自然な落とし所。

また、前述しましたが、リンドウが「選択」できるようになる過程を追う物語が一貫してブレなかったのは、非常によかった点。

 

スワロウさんに依存フレットによる非難アナザーさんというかつての感情の代弁者の破壊ショウカスカウトで選択への第一歩自分の選択(リスタート)がラスボスに加担していたと知り絶望選択の依存先だったスワロウさん正体バレと喪失最後のリスタートの賭けに出る選択

 

と、成長の過程は段階を追って非常に丁寧に書いていたと思いますし、ショウカ(スワロウさん)が要所要所で決意のトリガーになっていることで、ショウカのヒロイン力が高まると共に、リンドウのいい男度がグッと増しました。

依存先であったスワロウさんの一度の喪失を経たことが、最後のリンドウ自身の選択の後押しになるところとか、ホント上手い。このために、例のシーンでショウカは正体を晒す必要があったのだと思います。

渋谷は一度平穏を取り戻しつつも、リンドウの個人的なエゴにより、もう一度渋谷を危険に晒すことになりますが、「渋谷も仲間も全部欲張る」リンドウの最後の選択とそれに付随する責任を背負う覚悟の姿は、責任を負うことが怖いために選択を恐れていた彼が、前を向いた末にたどり着いた場所として、非常に納得。

クボウさんの罠によりマイナスの意味となっていた「運命を変える」が、最後の選択で再びプラスの意味に転じるのも良い。

私はフィクションヒーローの良さって欲張ることこそが本分だと思っているので、より多くの幸いを求めるために腹を決めるリンドウのヒーローとしての姿は、非常にツボでした。

リンドウが頬の涙をぬぐい、ミカギさんに笑顔で向き合うシーンは、作中屈指の名シーン。涙とは体の中にあった水だよ(当たり前ポエム)

 

フレット

 

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コミュ力陽キャチャラ男に見えて、多分今作一番闇が深いキャラ。

いや、死神や他の参加者って死人なくらいですし、皆それなりに暗い過去を抱えていると思いますが、フレットはその過去を踏んだ上での拗れ方が厄介というか。

救えずに旅立って行った友人は、明言はされなかったものの十中八九故人だと思われます。

友人のことについて「マジメな顔したりすんのも必要なかったし俺カッコ悪うって思っちゃってさ」と、つとめてライトな伝え方をしてはいますが、ナギさんの「何かを恐れそう行動してしまうのか」という言葉があり、友達を救えなかったことに対する"自身への無力感"が、根底にあったっぽい。

俺カッコ悪うは建前で、本音を伝えてもどうにもできず大切なものを失ってしまうことそのものが、なにより怖かったんじゃないか。

そんなフレットの歪みを薄々察してたのがナギさんとカノンさんだったわけですが、フレットにとってカノンさんは背中を追う女で、ナギさんは背中を押してくれる女だったのだと思います。

具体的に言うと、これからの道を示してくれた憧れとして背を見据え彼の手の届かない先に居続けるカノンさんと、これまでのつらさを分かち合い隣で背を押してくれたナギさん。この両輪によって、やっとフレットが前を向けるのは手が込んだ仕込みでしたが、逆に、ここまでしなければフレットの本当の救いって果たされなかったと思います。重い。

超絶いい女だったカノンさんとナギさんですが、今作トップクラスに好きなふたりなので、フレットが割と羨ましかったり。そういえば2人とも、年上の女だ。

フレットの言葉が上部だけのものだと理解しつつ会話に乗っかり、伝えるべき言葉はしっかり伝えていくカノンさんはホント、格好良すぎます。多分作中一番、男前度が高い。ガチ武士。

 

ナギ

 

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見た目中学生実年齢大学生・ハーフアップツインテール&文字Tシャツ&ニーソ絶対領域のオタクビジュアル・やきう民用語、と、あらゆる要素がぶっとびすぎだし、全く自分好みの女の子キャラクターではないな、と思ったのですが、恩義を感じているリンドウに義理を果たそうとする真面目さに、あれ?、となり、最終的に一番好きなキャラになりました。

自分の好きなものに真っ直ぐだからこそ、周りの好きなものも尊重し、そこで争いを生まないよう神経をすり減らす、彼女の信念がオタクという最初ギャグだと思った要素に集約されるシナリオが、超テクニカル。

カリヤとヤシロのやりとりを少し見ただけで、「(仲)良さげだが今はぎくしゃくと見ています」と察する聡さとか怖いレベル。

大学生なので高校生の周りと比べると博識な上に物事の捉え方が基本論理的で、このキャラクター性で実はチームの頭脳派ポジションなのも意外なギャップ。

あと、カノンさんを救おうとするフレットにお願いされた際の「合点 承知」は渾身の格好良さでした。

ナギさんがフレット嫌いだったのは陽キャだからというよりも、彼のつむぐ言葉が上部だけのうすっぺらいものだというのを薄々察しているが故に、本心が全くわからなかったからかな、と思います。

そういう2人だったからこそ、お互いの在り方を理解した末に双方向の敬意にいきついたのは良かったです。リンドウとフレットよりも、フレットとナギさんの方が、衝突の要素が上手く料理された感がある。

 

ショウカ

 

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ギャルゲーループが始まった時は何かと思った。

追加戦士兼真ヒロインポジションは早い段階で察したものの、スワロウさんの正体は全然わかりませんでした。ヨシュアかと。

リンドウにとってのスワロウさんが選択できない彼の指針だったのに対し、ショウカにとってのスワロウさんは顔が見えないから素直な気持ちを表出できた場所と言え、スワロウさんは2人にとっての依存先だったのだな、と。

最終的に自分の考えや気持ちを言葉に出来るようになった2人にスワロウさんはもう必要なくて、だからこそ、ラストシーンでリンドウはスマホをしまい、目の前位にいるショウカに手を差し出す。良いエンディングでした。2人がスワロウさんから巣立つからニックネームが鳥類だったりします?

見てるこっちがなんか恥ずかしくなるもだもだボーイミーツガールエンドでしたが、初々しい少年少女にああいうトラップをしかけるヨシュアは、人間性が捻れまくってるなと、あらためて。

細かいところでは、ナギさん相手にかわいい絡みが多くて良かったです。ナギさんの気遣いに最初に気づいたのもショウカだったし。

 

南師

 

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ビイトの「会話なんかできねえだろ!」が的確な南師の分析で大笑いしました。「目的のためならめちゃくちゃなこと平気でしやがる」とか、まあ、その通りだな。

天才傍若無人俺様キャラに引率の先生要素と美少女の飼い犬要素も加わり、濃い濃すぎます。

前述したとおり南師は導入キャラとしての扱いがうまかったことにつきるのですが、その上で、仲間になることでわりと可愛げのある部分が見えてよかったです。

JDにキラキラ目で近づかれたら、さすがに困って逃げちゃうみたいな。

甘いもの好きってギャップもベタだけど面白い。脳みそ使うから糖分が必要なのか。

 

ビイト

 

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前髪を切ってくれ。

ネクだとミスリードさせる事情があったので仕方なかったのでしょうが、正直、ビジュアルは前作の頃の方が好きです!

デザインがこうなった理由は設定資料集で把握したのですが、ビイトという人間がネクに見た目寄せてた理由がわからなさすぎて、なんでだよ。親友不在が寂しくて無意識にヘッドホンつけちゃったの?

見た目の変化で個人的な残念さはありつつ、死神ゲーム経験者の視点から皆を引っ張る先輩っぷりが存分に発揮されたのはよかったです。

前作はライムから兄の記憶が抜けていることで活かされることあまりなかったですが、そもそも妹いる正真正銘の兄貴なので、節々で見せる兄貴度の高さに納得。その上で、前作と変わらないちょっとズレた言動が出るのも、良い愛嬌でした。

また、皆を引っ張っていくことに少し気負いのようなものが見えていましたが、ネクが復活することでそれを払拭するのは、すばらしき友情かな

そして、ライムは相変わらず美少女度が高い。ボーイッシュな以前よりも少しフェミニンになってて可愛かったです。前作ほぼ死に設定だったライムの天才さが、遺憾なく発揮されたのは嬉しかったところ。

ビイトは前作、ネクとシキのラブコメ会話(ネクの代償はシキ・目の前でデートの約束)を聞いたときに、驚きつつも特に突っ込むことはなかったことが印象に残っておりまして。

これはわかっていて冷淡なのか、恋愛の機微などわからないのか、ずっと疑問にあったのですが、フレットの恋バナを聞いたときの微笑みながらの「へえ」で、ネクのシキへの心境それなりにわかっていた上であえて親友の青春要素を茶化す野暮なことはしてなかったんだなと思い、偉い。

直接会話ができない2人の通訳シーンとか、サッパリした友情の書き方が良くて、ほんといい奴だな!

 

ネク

 

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期待を裏切らぬおいしい立ち位置で格好良かったです。

柔らかい表情や言葉遣いに、成長した男の貫禄が出ていて好き。声がグッと落ち着いたけれど、声優さん自体が少し声変わりしてるっぽい?

もうなんか中二病時代を先に知っているとどうしても親みたいな気持ちで見てしまうんですが、あの頃の尖り具合が嘘みたいに、立派になりました。

ビイトとの再会シーンが大変気合が入ってて素晴らしかったです。シーンの言葉は少ないけれど、ビイトの「探したんだぞ」に込められた万感の思いとか、それに微笑みだけを返すネクとか、熱い。なんか謎の粒子が舞ってて凄いロマンチックだったけど。

通してネクにとってのシキの存在感が本当に高くて、サービスシーンがいっぱいで、個人的には超嬉しかったです。これで付き合ってないのは流石にウソ。

リンドウ×ショウカのエンディングの再開が初々しいボーイミーツガールなのに対して、ネク×シキは戦地から帰還した夫を涙ながらに迎える妻で、なんだこの、熟年夫婦っぷり。

前作エンディングのシキはビイト達とフラットな立ち位置でしたが(むしろヨシュアの方が特別感が強かった)そこから一歩進んだ着地となって良かったです。考えてみれば、ニューデイでお買い物デートの約束して以来、3年まともに会話してなかったんだな。本当にまた会えてよかった

ガトネにネク専用装備があり、ゲーム性でもラブコメ要素で殴ってくるのが、メチャクチャ強い。

シキの正妻力がすこぶる高い上で、3年ずっと一緒にいたココをネクが便利な彼女みたいに扱ってるのが、凄いじわじわくる。

ココはニューデイだと奔放人殺しクソ女でしたが、目的が大事な友達を助けるためと芯はかなりシリアスで、印象が大きく変わったキャラ。そのために人を殺せるあたり損得勘定がシビアな冷徹さもあるのですが。あのわがままプリンセスな性格で、周りから微妙に雑に扱われてるのが、不憫可愛くてよかったです。きゃりーぱみゅぱみゅから姫系への転職もかわいい。

 

新宿死神

 

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なんか駄目ンズハーレムが爆誕した。

使命のために爆走してたらクボウさんにいいように操作されてたシイバさん&シイバさん助けたいけど面倒臭くなって放置しちゃったヒシマさん&ラインでしか会話できないカイエさん、と、生き残り組ダメ男しかいなくて、ツグミが今後背負うであろう気苦労を考えると、涙を禁じ得ません。

まあ、ナギさんとショウカに顔をしかめられたあのココと仲良く出来てたツグミは、おそらく菩薩並みに性格がいいので、大丈夫な気がしますが。ツグミはもともとヒロインだった経緯ゆえか、囚われのお姫様として、やたら清楚ヒロイン度高くて可愛かったです。

アヤノさんは、出逢ってすぐの年下の女の子の笑顔に頬を染め、親バカ化するあたり、この人も相当ダメっぽい。

多分新宿死神で一番格好良いのは、自我を失ったツグミのそばに居続け、シイバさんの側でぶん殴る機会を伺い、リンドウ達を渋谷川で逃がそうとした、ススキチだ!

組織力は実質内部崩壊しててみそっかすレベルでしたが、幹部クラスは皆キャラが立ってました。前作の渋谷死神幹部は大体仲悪かったですが、新宿は仲間意識の高さが見えたのも、多様な関係性を重視した新すばせからしさを感じたところ。シイバさんとヒシマさんの言い争いとか、大変好き。アホで。

シイバさんを指してのナギさん「超絶アンバランスメンタル」「報復が度を超えて全力系の人物は大体そういうものです」がストレートすぎます。リンドウからぼっち指摘もあったし、なんかオモロ枠に。

クボウさんはあからさまな憎まれ役でしたが、存在抹消されてそのままフェードアウトって、制裁が重すぎて、気の毒。

そんなクボウさんを処分したミカギさんは、新宿崩壊してのうのうとコンポーザーしてるのに笑いましたが、よく考えればヨシュアもネクと出会わなければ同じ道を辿っていたといえ、ネクに出会わなかったヨシュアifの姿が、ミカギさんなのかな、とは思うところ。

 

 

 

シクレポやアナザーデイニューデイはこれから回収のつもりですが、その前に一度本編について整理しておきたかったので、書きました。

シクレポって実質回答編なので、読んだら今まで書いた文章からまた感想変わることあるかもしれませんが、その時はしれっと直します。あー、ホント良いゲームだった。