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批評や分析ではなく個人の感想だよ

『バテン・カイトスⅡ』プレイ日記2

前作よりも処理すべき情報量が圧倒的に増えて、うまくチューニングできず、感想も長くなる…

~アザー編~
■帝都到着。ミリィに家に帰れと言うギロだったが、ポンコツ人形ではネロ様宅へ案内できない点で突っぱねるミリィ。ぐぬぬ…しつつサギに選択権をゆだねる、なにこのいじらしい機械人形。もちろんミリィも一緒に行こうの流れに。
■ギロの日記
「わしはサギについていくだけ、それだけだからな。」
正妻じゃん。ギロのサギに対する献身の理由はなんなんだろう。
■帝都では皇帝の葬儀が執り行われていたが、葬儀後に新皇帝選挙も予定。バアルハイトとネロ、どちらが皇帝に就任するかの話題でもちきりで、少し浮かれモードの民衆…葬儀から1日もおかず選挙する国、情緒というものがない。
■モブ台詞よりオーガン皇帝にも息子がいたとのことですが、これは後から登場するパターンかな。
■選挙演説スタート。バアルハイト様はアルファルドの完全マキナ化と全大陸のマキナ支配を掲げ、こころの翼放棄と飛翔機頒布を約束。ネロ様は黒色の異形の怪物の出現から帝国および世界を守ることを精霊の名に懸けて誓う。ネロ様の演説、遺児討伐以外のビジョンが一切見えず、ふわふわすぎませんか。
■さんざん名前出ていたネロ様ついに初登場ですが、体育会系っぽい顔立ちのはっきりした男前。しかし演説がふわふわなのもありマキナ化流行りの帝国ではネロ人気は低い様子。
■突然爆発音が鳴り響き、演説広場のオブジェが炎上。最近、帝都のやり方に不満を持ったものたちが無差別テロを起こしているそう。けが人救助や水の運搬のためにサギたちも奔走することに。そこでゲルドブレイムのお宅に訪れることができるのですが…


……………………………………………………………本命はネロ様なの?ミローディアとアブノーマルプレイしたりサギを可愛がっていたのはなんだったの?遊びだったの?Ⅱプレイしていて今のところ一番驚いた情報がこれです。
■鉢植えに記念日が刻まれているのも、ネロ様関係のものだったりしそう。 
■広場の騒ぎを鎮静化させ、皇帝暗殺の真実と遺児の正体を探る当初の目的のため、いざネロ様宅へ。ゲルドブレイムが出迎えてくれて、勝手に気まずい気持ちになります。
■ネロ様にご挨拶。ギロが遺児ぶっとばしたこともご存じで耳が早い。ミリィとどこかで会ったか聞くネロ様に、「“ネロ様とは”一度も。」と返すミリィが意味深なのですが、この子やっぱ帝国内部の誰かしらの関係者だよなあ。
■ネロ様の推測では、バアルハイト様はこころの翼や精霊を嫌悪しておりマキナ化を通したい。そのうえで次期皇帝となるために現皇帝を暗殺し、精霊憑きのサギに罪を着せたら一石二鳥だと考え、皇帝暗殺の策を立てた、とのこと。
■確かに理屈は通りますが、バアルハイト様の独白パートから皇帝暗殺はタイミング的に本意ではないことが語られてますし、暗殺とリストの件で部下のシャナトにシラをきられてますので、ネロ様の推測信じられんですよ。というか私、シャナトの内通相手がネロ様の可能性もあると思っているよ…
■サギには未だに皇帝殺害の容疑がかかっているので、ネロ様が取引を打診。サギの皇帝暗殺容疑の抹消とハッサレー孤児院(いつ知ったし)の援助を約束する代わりに、バアルハイト様の野望を阻止してほしいそう。大陸すべてのマキナ化は全大陸間の戦争にも発展しかねないし、バアルハイトが遺児の影の力をマキナアルマの動力源として利用し強大な力を得ようとしていることを、ネロ様は危惧している。
■マキナ化政策自体は成果が出ており、既にネロ様の反対だけでは歯止めが効かない。そのため、各大陸間の指導者に会い、バアルハイト様の野望阻止の要請援助大使をサギにお願いしたいネロ様。ネロ様は足を戦に取られており、信頼できる右腕として、同じ精霊憑きのサギに協力してほしいと思っている。結構スピリチュアル。
■精霊憑きとは選ばれたものだ。選ばれたものは偉大な知恵と力を手に入れられる。ともに世界を守ろう。と、その気にさせるのがうまいタラシのネロ様。きっとそうやってゲルドブレイムをその気にさせたんでしょう!悪い男だよッ!冷静に一晩待ってほしいと返すサギ。


■本人不在中に言ってくるあたりが、本当に好きなんだな…サギへのナンパとネロ様LOVE除くと現時点では物凄く真っ当な人なんですが、なぜ20年後ああなるし。
■まだ考えがまとまらないサギへ、息抜きにアザー行きを提案するミリィ。いいいいい息抜きに砂漠超えすんの????死ぬのでは??????
■アザーへ行くことになったものの、砂漠は普通に歩行できず、道中で氷を購入したり水を汲んだりしてデバフ解除させつつ進むわけですが、なぜか手持ちのマグナスを使用できないバグに遭遇し、水抜きで歩く苦行をサギたちに強いるしかないパワハラ精霊。
■で、アザーついたのですが、前作が帝国の侵略により産業も衰退していて滅び直前の村だったので、最盛期の活気のある村が見れたことにまず感動。作り手もその点意識していて、村に足を踏み入れた直後一気に人のガヤガヤ音が入ってきて、きちんとにぎやかな街が演出されています。
しばらく自由行動となり、ミリィは町の女性とお茶へ。ギロは子供のおもちゃに。ガキは嫌いと言いつつ、子供を振りほどけない優しいギロ。
■ミリィのお茶相手はなんと後年リュードの乳母となるアルマード(巨乳美女!)。恋人を借りて悪かったかと尋ねるアルマードに戸惑いながら「そうなの?」と尋ねるサギだったが、はぐらかすミリィ。好意裏にあるミリィの可愛げ台詞だとしても、あなたそんな虚言を……
■アザーは火炎氷が採れるため、ニハルから移住してきた人たちでできた村。協力して採掘作業をおこなっていることが下地にあるからか、皆支え合って生きている自覚が強い。
■一人になったタイミングでサギは取引の件を精霊俺に告白。ネロ様が提示した条件はこちら側のメリットとしては申し分ないことに加え、ハッサレーの大地崩れがサギのトラウマになっていたことから大陸破壊を許すことができず、実は取引をのむことはすぐに心に決めていた。一度置いといたのは面喰っちゃったからだそう。ネロ様盲信にはならずにまずは一安心でした。
■するとサギの精霊俺との会話を訝しんだ男がちょっかいを出してくる。彼はアザーで鉱員をしているバイン。マキナ化政策において帝国内では火炎氷の需要が高まり、火炎氷をただ同然で根こそぎ取られる状況に対して、アザーの住人として不満があった。帝国の周辺村に対する仕打ちは非人道的だなあ。お話を聞いてもらってすっきりしたバインは少しサギに気を許し、結構ちょろい。
「僕が動くことで何かを変えられるのかな?」「世界を守る……か、僕がそんなことに関わるなんて、考えてもみなかったな……。」
バインの語るアザーの現状は、強制懲役させられていたサギの地元ハッサレーにも重なるわけで、そんな現状を変えていきたい決意が最後のひと押しに。家族(特に母)のために動いていたサギが自分が真にしたいことを主体的に見つけるという要素も出てきましたが、………そのキーマンであるネロ様がやっぱ、全然信用できなくてですね……………前作もそうでしたが、無自覚に敵に加担していたパターンはありそうで。
■サギはネロ様の話をのむ気だったとミリィとギロに共有し、
「心配?そんなものしておらん。わしはぬしについていく、それだけだ。」
と、男前すぎるギロ。かわいいし、面白いし、ホントズルい。メロメロ。
■ネロ様の館に戻ったサギは取引をのむことを伝え、条件としてずっと協力してくれていたミリィにも正式についてきてもらうことに。目的もよくわかんない子すすんで仲間にするサギが理解し難いのですけれども、助けて貰っていることは事実ですし、ミリィといるのは楽しいとも言っていましたし、単純に好感度が高いのか。男子。
■ネロ様からの最初の任務はサギたちの力試しで、例のミンタカテロの首謀者探し。首謀者はアザーにいるとの情報が入ったため、ネロ様との通信用マキナをもち、アザーに戻ることになったサギ一行。
■アザーはすでにネロ様の部下リュバンナ隊長が捜査にあたっており……老けたリュードじゃん………
■帝都のテロリストは「嘆きの風」と呼ばれており、あとは誰がそうか突き止めるだけだが、仲間意識の強い村人は嘘をついて捜査をかく乱。そこで、アザー住民の証言を聞き、マグナス化して、それを証拠として突き付けることで犯人を絞っていくダンガンロンパがはじまった。とはいえ難易度はかなり低く、犯人も一人だけ顔グラあるのでバレバレ。
■ということで犯人はバイン。ネロ様にも報告し、彼を確保に入るサギ一行。アルマードがあくまで対話による解決をはかろうとするものの、リュバンナ隊長がうるせーとビンタし、ミリィがぶちぎれ。村人はバインをかばい、袋叩きにされるリュバンナ隊長であった。……リュードが不憫枠っぽいのは、父親からの遺伝か。
■サギたちはバインを追い火炎洞窟へ。雑魚敵でさえも結構強く、まあまあ死ぬ。死亡キャラに経験値ついてくれてありがたい。
■洞窟際奥にてバインと対峙。
「毎日、毎日、毎日、来る日も来る日も火炎氷を掘り続けて。俺たちに残されたものはなんだ!?帝都が払うわずかばかりの金とボロボロの体だけだ!!仲間も大勢死んだ……。もう、こんなのはたくさんだ!!」
やはりバイン、サギのifみたいな要素はちょっとある印象。
■すると、バインから黒い影が噴出し、遺児に変貌。遺児って人間が変貌した姿なのか。そういえば、遺児が出てきたハッサレーの湖でも、村長宅に宿泊していた帝国人の死体がひとつ上がらなかったという台詞ありましたし、湖の遺児の正体はその帝国人か。となると、マルペルシュロの遺児のリストって、遺児に変貌する人間の名前が記載されているのか。
■ネロ様に伝達するとやられるまえにやれと言われ戦闘へ。報連相を欠かさないえらいサギであった。


you win!じゃないだろ。負けイベント多すぎ。
■いつもの流れでギロが覚醒し遺児を殺害しようとするものの、
(なんだ?殺してはいけない気がする……。バインさんだから……ちがう。それだけじゃない。う……なんなんだ!?)
どんどんきな臭くなるサギと遺児の関係性。
■悩むサギに、マキナアルマに搭乗したヴァララが横入りし、ビームで遺児を殺害。やはり遺児の殺害が夢にとぶトリガーになっているらしく、またもや絶叫し気を失うサギ。
■夢の世界…前回はナオスというところに戻る流れになりましたが、それから少し時間経っている様子。ティスタたちが作戦室に揃い踏み。
■クヤム(街とか村のことらしい)はワイズマンを支持し、先日訪れたラサラスのように、みなマグナス化されてしまいそう。ワイズマンに直訴するためにティスタは今後クヤムへ行く方針。この世界を治める大領主・ワイズマンの目的は、みなをマグナス化することで、ティスタたちはそれに抗っている、という構図らしい。
■弟キャラマーノことサギをよちよちするペッツを感慨深そうに見つめるギロ。お知り合い?ティスタは危険なワイズマン直訴を、どうも恋人っぽい女性クィスに詰められていた。
「オレたち、人のこころの力は強くなりすぎた。とくにワイズマンはケタ外れだ。人までマグナス化してしまうんだからな。」
「みんな、自分のこころのちからに溺れてしまっている。……だから問題なんだ」
ティスタ一行はバシバシ魔法を使っていましたが、どうやらパンピでも魔法使える世界観なのだそう。その中でも最強格がワイズマン。
■これだけ現実味あると夢という気がしないが、
「わしは何故か、妙に懐かしい感じがする……。」
と、ギロ。ここが生まれなのか。そういえばギロも魔法使いますし。
■サギ達が一旦外に出るとどこまでも続く大地が広がっており………………この世界って1000年以上前の過去だったのか。ギロ、おいくつですか。
■いいところでサギがいつものぐわあああを決め、"今"にもどる。ヴァララは遺児の収容を終え撤収。先程の攻撃で地下層の活動が活発化しており、それに驚いたのか火炎洞窟の主が出てきた。何度もしつこく追いかけてくる主を、そのたびに撃退しつつ進むサギ一行。魔法学校で主の件をならったのならば対抗手段はないのかミリィへ問うギロに、
「……寝てたの。」
と返すミリィ。魔法学校出身者のくせに巨大マラカスで敵を殴っているあたりもそうですが、勉強苦手なのかな。


■やりとりはコミカルに展開し、かわいらしい。3人の会話の面白さは、つくづく本作のストロングポイント。
■主を倒し地上に出、ネロ様にこの件を報告。村人にボコボコにされたリュバンナ隊長はアルマードが看病。……で、僕が生まれたってわけ(リュード)
「あんたのした事は正しい事だったかもしれんが、それでこの村はこんなふうになっちまった。世の中はむずかしいな。」
顔グラなしキャラクターが、ボディブローをうってくる。
■ネロ様宅に戻り、ネロ様はアザー労働条件再考を元老院に提案することを約束。また、皇帝暗殺容疑抹消の件はバアルハイト様の横槍が入り、帝国軍手配は抹消できたものの、バアルハイト様管轄の暗黒部隊まで手はおよばず。直接バアルハイト様のもとに行けば抹消を認めるとのこと。危険ではあるが、現在サギはネロ様の庇護下にあるし、サギも自分をハメたやつと話したい(ほんと結構いい性格しとるね)のでのむことに。
■サギが心配で項垂れるギロに
「もしもの時は、お前がいるだろ?さあ、行こう!」
と返すサギが、たらしです。
■バアルハイト邸前でミリィは友達に会うために踵を返し、


………どう考えても嘘ですが、ミリィはバアルハイト様と繋がってるのか?シェラタンで密告後に暗黒部隊のヴァララさんがやってきた筋が通りますし。


陰湿な正妻。
■屋敷の中に入ると、皇帝を殺したシャナトがおり、平然としらを切ってくる。
■ついにバアルハイト様と面会。皇帝暗殺容疑をあっさりと解き、彼の今回の目的は、サギに憑いている精霊を確かめるためだったそう。なんか、あんまり悪い人じゃないような気がしてきた。
■無罪放免に不服なシャナトは、サギに殺害予告を出し、陰湿な性格している。
■館を出、挙動のおかしいミリィと再開し、ネロ様に報告へ。新たな任務としてディアデムのレイドカーン王に交渉に行くことに。任務にあたり専用船を用意してくれるネロ様、ふとっぱら〜


ミリィはガキ大将気質だなあ。
■遺児が出た場合、バアルハイト様に奪われる前に抹殺しろとネロ様はあらためて強調。
■一方その頃バアルハイト様宅。火炎洞窟の遺児はナスカという人のマキナアルマに活用するらしい。これで残りの遺児は4体。バアルハイト様の所持しているリストではバインがリストから消え、セルシカという人が最後。やはりリストは遺児に変貌する人を管理している様子。
■セルシカはディアデムにおり、すでに部隊を派遣。同時にマキナ化による侵略をおこなうバアルハイト様。
「このままでは世界は終わる。どうにかしなければ……。そうだな?ダイモン。」
バアルハイト様の言葉に突然コマンドが出、選択肢が勝手に動き、怖。ゾクっとしました。
■バアルハイト様も精霊憑きだった衝撃の真実、また彼も世界救済のために動いているよう。精霊憑きの彼がなぜマキナ化を推し進めているのか?何から世界を守ろうとしているのか?ダイモンとはなんなのか?
「ダイモンよ、私にやり通す力をあたえてくれ。」
■バアルハイト様にヒロイックな要素が出てきましたが……こうなるとネロ様が余計怪しいよ!ネロ様、バアルハイトと比べて掲げてる政策もフワッフワだし、遺児への対抗以外に何をしたいのかのビジョンが全然見えてこないし、彼が支持される理由である軍事力の描写もほぼないので、全く信用できません。
■出発前にサギはお母さんからの手紙を確認。
「母さんは、サギには自分にもっと優しくなって欲しいと思っています。私や孤児院のみんなのためではなく、自分のためになることを見つけてください。自分が本当にやりたいこと、それを見つけてくれるのが、母さんは一番嬉しいのです。」
「母さんを助けることが僕のやりたいことなんだ。母さんは違うって言うけど、それが、僕のしたいことなんだ。だから、これでいいんだよ。」
■港につくサギ一行。しょぼい船にショックを受けるミリィだったが、そこに本当の専用船スフィーダが猛スピードで登場


なんかユニークな人だな。走り屋気質のスフィーダ乗員の運転で、いざ騎士の国へ。結局しょぼい船は誰のものだったんだろう。