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批評や分析ではなく個人の感想だよ

『バテン・カイトスⅡ』プレイ日記5

〜アヌエヌエ編〜
スフィーダに乗りアヌエヌエに向かうサギ一行。ミリィは魔法学校卒業以来の訪問。当時は送り迎えつきで通っており、外を一切見せてもらえず、自分の部屋と学校の教室の往復の生活であった。彼女の孤独で窮屈な生活に、さすがに少し言葉を詰まらせるギロ。
■学校はどんなところなのか問うサギ。サギの文字の読み書き等はジーナが教えてくれたのだろうか。
「勉強するところ。ただ言われたことをやって、言われたことを覚えて……。だから、本で学んだことをこの目で確かめてみたくて、それで家を出た。」
「ミリィが望んだことじゃなかったのかもしれないけど、勉強したことは役に立ってるよ。」
「え?」
「だって、ミリィはすっごい物知りだし、それにずいぶん助けられたもの。」
ミリィが無為に過ごしたと思っている日々にも意味があったと。サギのこういう率直なところは美点。
■そこに暗黒部隊の船が砲撃。スフィーダ乗員の走り屋テクをもってしても性能差ではかなわず、ジャングルに不時着するスフィーダ。不時着できただけでも凄い。


何その嬉しそうな顔は…………サギさん、エロ本マグナス→飽きた本といい、結構性欲をにじませる描写がある。カラスってほとんどなかったので………両想い確定の女子に対して別離経由してないとハグすらできないので………
■このジャングルはホロ・ホロというらしく、どんなに旅慣れた人でも迷う地。モタモタしているうちにホロ・ホロの鳥に見つかり、戦闘に。無限に雛を産む親鳥と、親鳥を回復する雛で極悪性能でしたが、直前の犬戦で大苦戦してレベル上げていたのもあり、マグナス全体攻撃系に調整しつつあまり苦戦はせず勝利。
スフィーダ修理を乗員にまかせている間にコレルリ様に会いにいく一行。乗員が危険生物に襲われたらどうするんだ…。うりぞうに獣道をつくらせ、ホロ・ホロを脱出し、コモ・マイに到着すると、祭りの代わりに、学長選挙をしていた。そして、街頭演説中に、おやつを配っていた。コモ・マイの選挙法はガバガバです。


■暗黒部隊、寝床はキノコ生えてるくらい劣悪なのに、このあたりの福利厚生はいいのかい。
コレルリ様に面会。………………………………………………………………………………………………………………………………………本人じゃん。20年前から何も変わっていない。怖い。
コレルリ様にネロ様への協力をお願いするものの、アヌエヌエは永世中立をかかげているため、全くつれない態度。しかしマキナ化に協力することもないと。本当に前作と何も変わらず、保守的。
■精霊俺とごにょごにょ相談する様子を見ていたコレルリ様は、サギが精霊憑きなのかを確認。認めるサギに「……そう。」となにやら含みのある返事。
コレルリ様に追い返され、ネロ様にご報告。帝国に戻るためにスフィーダの様子を見に行くと、部品は足りない上に、修理自体とても乗員の手におえそうにない。ネロ様に再度連絡するが、応答したゲルドブレイムより、ちょうど不在との返答が。ネロ様…本当に肝心な時に役に立たないな!
コレルリ様に力になってもらうために、再度コモ・マイを訪れるものの、コモ・マイは自然とともにある国のためマキナ修理の手伝いはできないと衛兵から返答。今更ですが、この国で魔法が発展しているのもそのためか。1000年前の描写より、こころのちからと魔法力って関連していると思われますが、前作EDの大地に戻るタイミングで人々はこころのはねを失っているので、その後のコモ・マイは急速に国力弱くなりそう。
■魔法学校でアドバイスもらえばとの助言を聞き向かったところ、腕のいい技師がいるとの情報を得、その人ならばスフィーダを修理できるのではと、ローロとやらのいる滝の村オプに向かう一行。


■ついでに母さんからのお手紙を確認したのですが、ギロっていつもサギが洗ってあげてたんだ。エロいね。
■技師ローロは若い女性だった。町の水車作成納期に追われている彼女に、空気を読まずにスフィーダ修理を依頼するものの、彼女の専門は木なのでマキナに応用できないそう。しかし、三十年花をつける天の樹ならば、マキナに負けない部品を作れるし、ついでに水車づくりにも使える。
■水車の部品の件もあわせて天の樹をもらうことができないか交渉してくると伝えるサギにローロは熱い抱擁をかわし…


真っ先に反応するのミリィじゃなくてギロなのかよ!手バタバタ動かして可愛い。
■女子にハグされて特に抵抗しないサギに対しミリィは露骨にやきもちをやくのであった。


ここの「ダメ」も、可愛い女の子にちょっとだけいい格好したい、聖人君子ではないサギの男子の部分は感じられて、良い。


怒ってる!<とっさに反応できない→どんどん怒りが膨れ上がる>ミリィに対し、ギロは<即座に怒る→冷静になって塩対応>で差別化。爺口調だし機械人形だし性自認も特になさそうなギロが、滅茶苦茶真っ当にサギLOVEヒロインやってて本当に面白い。ここ、ギロが人間の女子だったら、ミリィがいる関係上もっと生々しくなってしまって、こんなに面白く感じ難かったと思うので、ギロがギロでよかったです。


■これ人間でいう精液とか膣内分泌の類だろ!スタッフはわかってやってるだろ。
■天の樹に到着。前作と変わらず頑なな守り番に追い返されそうになるが、そこにユイフィーという守り人の女性が現れ、落ち枝ならコレルリ様もOKかもとアドバイス。ユイフィーは前作登場したメイフィーの血縁か。
コレルリ様への交渉に再度コモ・マイを訪れるが、多数の兵士が行進し、ただならぬ雰囲気。バアルハイト陣営が大樹根脈にまで侵入していたようで、てきぱきと部隊を整備し冷静に対処するコレルリ様。アヌエヌエには第四衛士隊までいる層の手厚さがそれとなく明かされるのですが、やはりコレルリ様はレイドカーン王・ロドルフォと比較して能力高く描写されている感じ。この人がトップだから永世中立とか強気なこと出来るのでしょうが。
■協力したいむねを伝えるサギを、これはアヌエヌエの問題とつっぱねるコレルリ
「協力の話とは別です。これは軍務官からの任務ではなく、僕の希望です!」
地元の地盤崩壊やジャコモへの「うらやましい」通して、段々と自分の「したい」が明確になっているサギ。
■そこまで言ってくれるのならばとコレルリ様はサギの申し出を受ける。バアルハイト様陣営は、アヌエヌエ大陸全土にわたる天の木の根脈をマキナ化しようとしている模様。以前ヌンキ炎上させる意味がよくわからなかったのですが、とりあえず各大陸のパワースポット大破壊して機械導入するのがマキナ化って認識でOKなのだろうか。
■大樹へGOする前に落ち枝の件もお願い。考えておきましょうと答えるコレルリ様だが、サギ達が去った後、衛兵に対し
「私はまだあの者たちに分けるとは言ってません」
と厳しいお言葉。
■天の樹の根脈入口まで、根が途切れて崖になっており、翼を使って飛んでも到底入ることはかなわない。ギロがローロへからくり作成依頼を提案し、ジェラシーを燃やすミリィ。ミリィの反応は想定内でしたが、メリットの点でローロ推すあたり、ギロはやはり合理性の人。
■ローロに相談すると、根脈まで渡れるゴンドラを作成するにあたり、天の樹の端切れが必要とのこと。端切れは取っても問題ないのかい。
■で、5種類の属性の端切れ集めにあたり人形を操作するわけですが、このミニゲーム面倒くさかった…モンスターに当たらぬよううまくタイミング図ってルート確保せねばならず、それが5つぶんもある。バテンのミニゲームってどうしてこう…
■うっかり根っこを炎上させる非道をおかしつつも、端切れを集めきりゴンドラ作成。根脈の中心にいく前に別の部屋に訪れたのですが…


悲鳴あげちゃった。コレルリ様が若いこと、若さの割に老生した面があることって、そういうことか。ホラー。


■気を取り直して根脈中心を訪れると、アヌエヌエ衛士は倒れ、ヴァララのマキナアルマが根っこをバシバシしばいている最中。因縁ヒゲことシャナトもいる。
「どうやら一足遅いのが、あなたの癖みたいですね。」
俺精霊もそう思ってました!
■どうやら衛兵たちは死んではいないものの、こころの翼を無理やりひっこぬかれてしまったよう。魔法偏重のコモ・マイでこころの翼ないとか死活問題だよ~
「ひどい?むしろ感謝してほしいものです。これからはそれが当たり前になる。こころの翼なんて必要ありません。人はマキナと共に生きるのです。」
■そこに遺児登場。本当に唐突。大樹の根に寄生し、なんかあかん感じのビジュアルに。
■シャナトは突然苦しみだし、黒い影を噴出。シャナトも実は遺児だったのか?結局遺児化はせず、ヴァララに遺児確保を命令。
「今、あの娘を攻撃すれば、マキナアルマごとやれるかもしれんぞ?」
チャンスを逃さない冷静なギロに、サギは
「うん、でもその前に、遺児は殺したくない……。」「なぜだかわからないけど、あれを殺しちゃだめなんだ!」
「あの世界へ飛ぶのと関係があることか?」
「わからない……。でも、こころの奥で……」
「殺すな」と「………」の選択肢が。


■ミリィとギロはサギの意志を汲み、根を叩いて遺児を逃がすことを提案。


この二人が反発しつつも、サギを中心に信頼を向け、どんどん距離が近づいていっているのがたまらん。
■遺児は無事根から解放されて力を失ったが、ヴァララが任務のために遺児を殺害し、結局また頭痛。過去にとぶサギ達。
■YOU WIN(敗北)といい、マキナ化止められずといい、遺児死亡→頭痛→過去にとぶといい、すっきりしない展開が何度も繰り返されるのは、今作どうかと思うところ。まあ、繰り返しを書く中でも、サギの心境の変化とかキャラクター同士の関係の変化もきちんと捉えられており、完全な焼き増しは避けられていますが。
■過去は闇の眷属の根城ザウラクをすすむ場面だった。ペッツはティスタがここで何をしたいのかさっぱり、対するピエーデは察しているようす。
「誰なんだよ、その彼らってのはよ!」
「闇の眷属だ。」
ティスタは闇の眷属の力を借りてワイズマンを討つつもりであった。その言葉によって、ここは魔法学校で習った闇の眷属の城コル・ヒドラエだと気づくミリィ。前作のコル・ヒドラエとはだいぶ様相違うような。ミローディア様が整備したのかな。
■婚約者の死によりどんな手段を持ってしても突き進むしかないティスタは、闇の眷属に取引。ワイズマンを倒すために俺の全てを捧げると叫ぶティスタであったが、闇の眷属はNO。
「……足りぬ。貴様たち……、5つ。その全てをもらおう。」
悪どい商売です。
■食い下がろうとするティスタであったが、ペッツ・ピエーデ・ポルコも自分の命を捧げるために一歩踏み出し……………これ、こっちも捧げなきゃいけないパターン?嫌。個人的にこの兄弟に特に思い入れはないので他人事なのですが。巻き込まないでほしい。


断ると無限ループに突入し、ペッツ……………ローラ姫じゃないんだから。
結局「わかった」を選択(するしかない)と、

……?

マーノのこと、サギの前世とかだと思ってたんですけど、違うの?…………私がマーノってこと????私、邪神なの????サギの大変な人生に私がついてきたんじゃなくて、私がサギを巻き込んじゃったの?
■結局五人は自らを闇の眷属に捧げ、彼らの力を試すために闇の眷属戦に。負けた。闘技場行って鍛える。


■ここでもモテてやがる!


■絵まである!
■鍛えてコル・ヒドラエに戻って闇の眷属に勝利。無事闇の力をもらい一度拠点に戻るティスタ一行。
■ワイズマンに勝つために五人の力をひとつにし、チームとしての自覚を持つ必要があるとティスタ。それならばチーム名をつけようとポルコが可愛い提案。ペッツ案の「仲良し5人兄弟」は格好悪いとはねられ、それならば「マルペルシュロ」はどうかとピエーデ。それは五兄弟の生まれ育った丘の名前………うっわあ、ここで回収されるのか………
■1の邪神の活躍っぷりを知ってるプレイヤーからすると、あくまで弔い合戦や脅威への対抗という目的のもと、兄弟の団結の象徴とか希望への道筋としてこの名前が用いられるのがえげつない。
■「戦いが終われば、闇の眷属と契約した俺たちはどちらにせよ最期だ。だが、精一杯戦って、ワイズマンの野望を止めることができれば、残った人々がマルペルシュロの名を記憶に留めてくれるだろう。
後年思うとこのティスタのセリフが物凄い皮肉で、キレキレの描写。婚約者も失い、せめて何らかの形を残したいティスタに対し、ペッツは名が残るかなんてどうでもよくね?と語り、長男・次男の陰陽のキャラクター性の対比は、通して良いところ。
■ミリィはこの場所が千年前であることを確信。しかし彼らがマルペルシュロだとしたら伝承と話が違う。あれが神なのか?ミリィの推測を受け、とりあえずティスタ達を放って置けないサギ達は彼らを止めるために動くことに。
■ワイズマンを倒しにクヤムに向かうティスタ一行だが、既に儀式が始まっていた。儀式の場、戦場アトリアに向かうと、クヤム住人は竜たちの力を借りて竜化。儀式って人間をマグナス化することじゃないの?なんで竜化なんてする必要が。ティスタ達が闇の眷属と契約したことバレてて戦力増強とかでしょうか。
■ワイズマンを探しに奥に進むと、ワイズマンの支配を受けて目がイッちゃっている人間に取り囲まれる。絶体絶命のいいところで、またもや頭痛が。現代の大樹根脈に戻る3人。


いいところでCM入ったみたいな反応してくれるミリィ。
■慌てるミリィと立ち上がれないサギに、一旦引いてネロに報告しろと冷静に指示を出すギロであったが、もたもたしているうちに帝国兵に周囲を囲まれてしまう。
■マキナアルマ搭乗したヴァララに煽られ、やっと現実に引き戻されるサギ。


ここでもモテてやがる………これは結婚詐欺師サギですわ。
■年下の可愛い男の子をいびるのも仕事さ!と割り切りを見せるヴァララにぶっ飛ばされるサギ一行。
「今なら見逃してやれる。命までは取らないから、どこへでも行きな。」
あくまで遺児の回収&マキナ化を優先するヴァララさん。なんか、登場当初はもっと非情寄りの人だと思っていましたが、仕事に一生懸命なだけだったっぽい。
■すごすごと引き下がるしかないサギ一行。
「何なんだ……。」「何なんだ!!精霊って!!」
ついに精霊に当たるサギ。
「伝説の精霊憑きだって!?そんなの……、何の力もないじゃないか!あのマキナアルマにもまるで歯がたたなかった。今までも……ディアデムだって、サダルスウドだって、アヌエヌエだって!!」
「別に力が欲しいわけじゃない!でも、大事なときに何もできないのなら!!精霊って何なんだ!?誰にも証明できない!!僕の妄想なのか!?」
■サギ友達いないって情報知った時、意外だと思ったんだけど、これ俺精霊がいたせいでイマジナリーフレンドと話している変なやつだと思われて友達できなかったパターンなのでは。犯人は私。そこの精霊に対する負の感情というのは、ずっとサギの心の中にあったのかな。言えなかっただけで。
■今までサギ達がバアルハイト陣営を全く止めることができなかったのは、ここでサギに無力感を味合わせ、プレイヤーと正面からぶつからせるためという試みありきだったっぽい。
■故郷が破壊された際のショックや、各大陸での生活と侵略をこの目で見てきたこと、目的意識の高いジャコモとの出会いなどを通して、当初は母さんオンリーだったサギの視野が広がり、彼のしたいことが明確になる道筋は丁寧に書かれてきました。なので、ここで無力感が爆発するのは納得できる………できるのですが、シナリオ面の試みとしてやりたいことはわかるものの、やはりそれをゲームに落とし込んだ時に、バトルには勝っているのに負けイベント扱いになる展開が続くのは、改めて良くなかったと思います。シナリオを優先するがあまり、ゲーム性がおざなりになっているパターンだ。
■バテン1も面白いゲームではありましたが、ミズチ様イベントのタイマン神経衰弱とか、エンディングに差し込まれる皇帝エキシビジョンマッチとか、バトルとストーリーの連動がうまくいっておらず、そのウィークポイントは今作も変わらずだったなと。まあ、戦闘システムそのものの面白さが前作からかなり底上げされているのが救いではありますが。
■「○○はよくやってくれておる。ぬしが一番わかっておるだろう?」
冷静なギロ。やさしい…好きになっちゃう
「だけど!だけど……、○○…….。君は一体何なんだ!?」
前作はカラスの方が中盤まで嘘つきでしたが、今作の嘘つきはプレイヤーの方だったという(プレイヤーは嘘つきであることに無自覚ですが)。叙述トリックの巧妙さが評価されている前作のハードルってやっぱりあったかと想像するのですが、これはうまく超えてきました。むしろ、前作経験してるからこそ、前作を反転している今作の仕掛けが面白い。
■サギと精霊二人のことは二人でしか解決できないと考えるクール系ヒロイン・ギロはサギを置いてとっとと歩き、二人が心配で心配で仕方ない情にあつい系ヒロイン・ミリィはサギにいこうと声をかけ、コモ・マイに引き上げるのであった。
■サギはコレルリ様にマキナ化くいとめ失敗報告。そして改めてネロ様への協力をお願い。コレルリ様の返答は変わらず。落ち枝の件もスルーするコレルリ様だったが、落ち枝を守る衛士を呼び戻し取り放題状態にする謎のデレを発揮。
■落ち枝拾う前に一度寄りたいところがあるとパーティを外れるミリィ。これもスパイ報告なのか。この子、魔法学校に友達とか世話になった先生とかもいないのかな。
■ついでにお手紙を確認すると、今度はヒューズ宛にナスカが出したブラコンレターが届く。
「あんまり心配しないで。もう、ひとりで何だってやれるんだから。」
と書きつつ、
「兄さんこそ、体に気をつけて。」
で結ぶあたり、まだまだ兄離れが出来てない感じがして可愛い。それにしてもまた宛先間違えるとか、おっちょこちょい兄弟だな。


■サギは15歳にしてちゃんと社会人やっててホント偉い。ちゃんと敬語つかえるし利発だし。でもネロ様信用ならんから転職した方がいいと思う。
■しおらしいミリィと合流し、大樹に向かい落ち枝を入手。ローロに持っていく一行。


二度目。地面をげしげし蹴るミリィと、やれやれギロ。
■ローロをスフィーダに連れて行き、彼女に寝ずに修理をしてもらう。水車の納期が心配です。ローロがここまでやってくれたのってやはり愛ゆえでしょうか、守ってやらなきゃと思わせる可愛い寄りの少年がパーティに一人いると、いろいろと便利だ。
■ローロにスフィーダを修理してもらい、帝国に戻る一行。ギロミリの会話
「とんだ恋敵の出現だな。」
「恋敵?何のことよ、ポンコツ。」
「隠すな。こりゃあ大変な四角関係だぞ。」
「四角関係?四ってなによ、四って。仮にその中にわたしが入ってるとして、サギ、ローロ、あとは誰なの?」
「わしだ。」
爆笑。
「いかんか?」
「いけなか……ないわよ。」
「そういうことだ。」
ギロって、本当に傑作キャラクターだな………………
■いや、今作がダブルヒロイン構造だとは散々言ってきましたけど、サギギロって友情とか相棒とかそういう要素もあるし。…ギロはミリィのこと恋敵として認識してたんかい。そしてミリィも受け入れるんかい。
■この二人の間で恋バナが成立していることが可笑しいですし、色々と挙動の怪しいミリィに対して懐疑的だったギロが、共通の男を大切に思う一点ではミリィへ信頼を寄せていることがうかがえ、ネタ抜きでもいいシーンでした。