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批評や分析ではなく個人の感想だよ

風化雪月蒼月√クリアした

こちらが1週目(金鹿学級)https://pppm.hatenadiary.jp/?page=1601804282

 

青獅子学級でプレイ。面白かった。

初担任かつ比較的陽性で少年漫画のような話運びの金鹿学級の方が愛着はつよいんですが、ダスカーの悲劇によって人生を狂わされた生者たちの物語がどツボ。

道中これはどうなんだ、と思う箇所がなかったと言ったら嘘になるんですが、中盤からディミトリとエーデルガルトを支柱にプレイしていた立場からすると、ラストムービーでエーデルガルトが懐から出したものを見た瞬間、もう降参。

二部の手ぶらディミエデ対話を見た時、なんだかんだでディミトリはエーデルガルトを殺せないだろうと思っていたし、エーデルガルトもディミトリから返却された短剣を処分すると思っていて、

エーデルガルトが短剣を帝都のゴミ捨て場に投げて、それを見て決意を固めたディミトリが彼女を短剣で刺し殺すとか勝手に不穏な妄想をしていたんですが、なんかもう……甘かった。

エーデルガルトが手足をひきちぎられようとも偽りの女神から世界を取り戻す覚悟をもったきっかけとなるものが、短剣と「望む未来を切り拓けるように」というディミトリの願いなのですが、振り返って考えると、これこそがふたりの断絶の引き金なんですよね。

ディミトリが倒すべき障害と化しても、エーデルガルトがなお短剣を持っていたのは、大切な男の子にもらった思い出のものだからとか、もうそういうレベルの話ではなく、短剣の誓いが彼女の挫けぬ心の指針であり、生き様そのものと化していたのだとわかります。

だからこそ、ディミトリは彼女の道を願った者の責任として、この手で彼女を討たねばならなかった。

仲間の存在により人の世にもどったディミトリ・腹心も失い異形のものと化すエーデルガルトなど、終盤にかけてディミトリとエーデルガルトを両脇に据えつつ、様々な要素が反転していくのですが、その絶頂に短剣がある構造、いやはや、脱帽です。

エーデルガルトがディミトリに塩対応すぎて、もらった短剣を果物ナイフとかにして雑に扱ってたらどうしようと思ったんですが、この様子だとずっと大事に持っていて、辛い夜とか自分を励ますために握りしめていたんだろうと想像でき、萌え〜デルガルト。

それにしても、身分明らかだったであろう短剣の男の子の正体に気づけないエーデルガルトにはちょっと違和感あるんですが、短剣落としたミスと言い、意外とアホなのか。

 

この2人に限らず、メインストーリー軸と絡めたキャラの描写全般が非常に良かったです。例えば学生時代でもロナートはアッシュを通し、マインクランはシルヴァンを通して解像度がグッと高まるのは好みだった点。世界のなりたちを広く網羅している金鹿学級に対して、個人個人の抱えるものを限定的な世界とリンクさせて深く掘り下げるのが青獅子というか。

クラスごとに雰囲気やスタンスがきちっと差別化できているのは巧みなつくり。

また、幕間・支援・探索・戦闘など、そのキャラらしい台詞が常に意識されているのが改めて感じられて好感度高し。特に複数人が一同に介してお話しする幕間は、台詞考えるのホント大変そうです。

 

と、まあシナリオはおおむね満足だったのですが、不満点はちょこちょこあり。

ロドリグの死が雑すぎ!性急すぎる死亡オチと殿下の心を動かすにあたる説得力不足が目立ち、ディミトリが立ち直るための道具のようになってしまった印象を受けました。

人間の立ち直りにあたって死を扱うのってすごく難易度の高いことだと思っていて、一歩間違えたら「泣き」の意図を感じてしまって冷めると思うんですけど、これは完全にうまくまわったとは言いづらい形。

加えて、9年間復讐心が真芯にあったディミトリが、立ち直った直後にいきなり民守りたいになるのも飛躍してしまった感がありました。

例えば、幼少期エーデルガルトにディミトリが王様になった際の夢を語るシーンなんかがあったら、かなり印象も変わったと思う

まあこのあたりは、ディミトリの闇落ちが伏線の活かし方が巧みかつ非常に丹念だったため、復活にも過剰に期待をしすぎてしまった弊害もありますが。もっとなんとかならなかったのか。

ダスカーの悲劇の真実が結局ボンヤリしたままなのも消化不良感があります。エーデルガルトの来歴にもかかわってくることなので隠されているのかもしれませんが、青獅子は5年前を中心に展開する物語ですし、スッキリさせておくべきだったのでは。

黒鷲またはDLCできちんと全ての謎が明かされると良いのですが。

前記事でも触れましたが、どう考えても全てのプレイヤーに明かされるべきセテスとフレンの秘密が、支援を見なければわからないところなど、今作はプレイヤーに対する情報の開示の方法・範囲のバランス感覚がかなり悪い気がする。

その一方で世界観自体は重厚なので、断片的に語られる情報からいろいろと想像できる楽しさはあり、難儀。

 

テーマについて

まだ黒鷲担任経験していないので見当違いのことを言っている可能性はありますが、明確な正義も悪も存在しない今作において、あえて正しさを上げるとするならば、それは「人間の前進」にあるのではないかとは。

青獅子金鹿EDが共通で神が統治する世から脱し、神を宿した先生が人間である級長を補佐しているのも、そういうことだと思いました。

だからディミトリはダスカーの悲劇から死人に囚われ続け復讐心に燃える状況を脱する必要があったのでは。

で、それと併せて考えると、ネメシスを討った後もなお死んだに縋るレア様は停滞しているとも言え、最初のムービーが「復讐」なのもふまえて、このあたりは制作陣の意図的なものを感じます。

根幹にあるものに想像をめぐらせるにあたってやっぱレア様エンド迎えたいと思うんですが、青獅子だと好感度Aまで上げ切ったの支援S解放されず。ショック。金鹿も余命幾許もない感じなので指輪渡せなそうだし、黒鷲ワンチャンあること信じてます。

 

以下キャラについて

 

・ディミトリ

1週目プレイした時エーデルガルトのこと気にかけてるの全ッッ然わからなかったので、素直にビックリ。

舞踏会で背中合わせにすれ違い視線すら合わない2人とか初見なんだこれだったのですが、幼い頃踊りの練習をした思い出と対比することで、今はもう交わることのない運命を象徴しているシーンなのかなと思いました。

 

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こっちは意味わからんが。

 

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??????

 

というかディミトリって金鹿だと空気すぎて、貴公子然とした正統派王子様から一転、なんか突然「必ず、殺す」とかブツブツ言い始めるし、5年後はバーサーカーになってるし、よくわからんまま凄い勢いで死ぬし、主君が死んでもなお尽くすドゥドゥーの方がカッコいいしで、笑ってたんですが。

いざ青獅子をプレイしてみると、舞踏会後語られるエーデルガルトに対するあたたかな想いの一方、ダスカー事件によって死者の声に苛まれ続けるディミトリの光と影が、エーデルガルトがダスカー事件に関与していることで一つに統合され、必死に押さえ込んでいた憎悪が増幅して爆発するのが本当に非道い。炎帝正体バレは非常に劇的なものになりました。

そういう諸々を経たことで、ディミトリの地獄のような9年が想像できた再会シーンでは、陽光の中に立つ先生が影に居座るディミトリに手を差し伸べる救済の暗示で、その後の薄暗い物語に希望がもて、沁みました。

というか、この再会シーンが最も各級長の物語のカラーが出ている気がする。先生と並んで陽光に照らされるクロードのフォドラの夜明けとか。

こうディミトリを見ていると、クロードは3人の級長の中で一番取り繕っているように見えて、実は対して裏表がないことそのものが5年後で明かされるギャップだったのだなあと、しみじみ思います。

素直にマスターロードで育成したのですが、突出した攻撃力に加え、弱点という弱点もほぼなく、鬼のように強かった。覇骸ちゃんもワンキルしました。

ペアエンドは義務として見ておきたかっったドゥドゥーと、支援が好みの方向性だったマリアンヌでオチ。

相手に励まされて前を向く構成になっているものがほとんどなマリアンヌ支援って基本おいしいんですが、人の命の上に立つことに罪悪感を抱いており、生きる辛さを共有した2人が、それでもお互いが生きていることに幸いを見出して寄り添う、与え合う関係に着地するの特異性あってよかったです。なにより美しくて好き。

後日談では「お前を遺して死にはしないさ」の約束は果たされなかったけれど、もはやそれはどうでもいいことで、生きるのが辛い2人が共に過ごした時間を、マリアンヌが「幸せだった」と捉えられたことに意味があるのかな、と思います。

 

・ドゥドゥー

正ヒロインの風格がすごい。

殿下の支援って主人公格なだけあってどれも良かったのですが、一番殿下が格好良かったセリフは「俺が、その程度の雑言を気にかけると思っているのか」だったし、一番殿下にとってわかりやすく可愛いポジションだったのは、間違いなく「ディミトリ」と名前を呼んだ瞬間のドゥドゥー。

ディミトリペアエンドですが、墓守りと化すドゥドゥーを見て、金鹿のもう亡き殿下の意志を果たすためにエーデルガルトの首を狙うドゥドゥーを思い出してしまった。幸福な形で主従の離別を塗り替えられてよかったです。

ディミトリの背中の傷一生残って欲しいしドゥドゥーは一生気にして欲しい。

随一の暗い背景と萌えおかん属性とで、支援会話が相手によってどシリアスとほのぼのの振れ幅が物凄かったのですが、殿下・イングリットが因縁深い相手なのでさすがに面白かったのと、フレン・アネットがふわっとしたタイプの女子ゆえかドゥドゥーの朴訥とした人柄が出ていてかわいい。

対魔法の弱さや足の遅さは気になるものの、とにかく硬いので魔法囮イングリットとセットで運用。立ち向かう敵を軒並み返り討ちにしてくれて強かったです。

あと、グラップラーがエロすぎる。

 

・シルヴァン

女好きキャラなのに女支援Aが異常に少なくて闇。

1週目スカウト済Sナイトだったので、今回は斧適性も鑑みたドラマス。速さが高い上、基本バランスよく能力が伸びるので運用しやすかったです。優等生。色情魔だが。

キャラの立ち位置的には、フェルディナント・ローレンツと並ぶ色男系貴族男子かと思いきや、自己肯定感が高い2人に対して生まれついての歪みにまつわる自己肯定感の低さが露呈していき、【紋章主義に付随する生まれついての苦悩】という点でマリアンヌ男子版だったんだなーと思うところ。闇×闇のマリアンヌが支援B止まりなのすごいわかるな。

そういうシルヴァンだからこそ、歪みの決定打となった「女」とまっすぐに向き合った方が良いのでは、という意識をもちつつ進めていたのですが、メルセデス支援がよかったです。好きだ、よし、結婚しよう!

しかしシルヴァン×メルセデス以上にフェルディナント×メルセデスがツボだったので、支援Bで打ち止めに。シルヴァン、すまん。

金鹿でも青獅子でも何故かフェリクスとゴールイン。このゲーム、A迎えたキャラが複数存在する時どういう基準でペアエンドになるんだろうか。

青獅子金鹿ごとに後日談ペアエンド文章が変化する今作の膨大な物量に驚きつつ、共に王国を裏切った後ろめたさがゆえに、その後の人生が一度も交わることがないビターな金鹿エンドから、青獅子ズッ友陽性エンドのギャップがすごーくよかったです。ドゥドゥー・シルヴァン・フェリクス・イングリットはホント、殿下ありきなところがある。

1週目幼馴染だからというクソみたいな理由で青獅子幼馴染をスカウトしたのですが、この3人特に殿下のそばにいないと駄目では。いくら先生のことが好きだといえど無理がある。スカウト地雷です(?)

 

・フェリクス

マリアンヌのラインのキャラがシルヴァンだとすると、フェルディナント・ローレンツのラインのキャラって、実はフェリクスだよなあ。級長にきつくあたるが本当は大好きなあたり。

青獅子を始めて驚いたことのひとつに、フェリクスのディミトリに対する辛辣な物言いが、幼なじみの気安さなどではなく本気のものだったということがあるのですが、これってディミトリの獣の部分に対する嫌悪感というより、獣と化す友人を止めることができない自信への苛立ちが大きい気がする。

金鹿スカウトのディミトリ死亡後の「俺ならば奴を救えたのか?俺ならば奴を止められたのか?」もそういうことだと思います。

萌えキャラ。

青獅子はギルベルトとアネットを筆頭に、腹を割って向き合えていないイングリットと父・義父に人間性を搾取されているメルセデス・ディミトリを苦しませる亡霊と化した父・義父の本音がわからなかったアッシュなど、いびつな父子関係が描かれるのですが、その中でもフェリクスとロドリグは兄の死に対する認識の齟齬から生まれた確執はあれど、割と健全な形の親子関係だったな、と思います。

グレンの死に対するロドリグの言動も、騎士である《建前》と親である《本音》の間のゆらぎがあったとプレイヤー目線でうっすら理解できますし。親としてフェリクスを先生に頼むセリフがあったのははいい目配せでした。

フェリクスもロドリグのそこんところの心の機微をなんとなくわかっているんじゃないのかなー。本当に嫌いなら「親父殿」ではなく「あいつ」呼びとかしそうだし。

私はくりぃむしちゅーのオールナイトニッポンのファンで、今だに聞いているんですが、上田慎也が思春期の頃に母親との距離をつかみあぐね「あなた」と呼んでしまうエピソードがありまして……フェリクスの「親父殿」呼びは、つまりはそう言うことでは(違います)

 

・イングリット

貴重な純ペガサス。

正直火力不足は目立ちますが、魔防高いというよりそもそも攻撃があたらないことで対魔法使いユニットとして全く問題なく運用。打たれ弱さはありますが機動力高いので気にならず。

ディミトリ闇落ちの際、早い段階で予見していたフェリクスと、憎悪に共感するシルヴァンがさくっと受け入れるのに対し、イングリットが最も拒否反応を示している姿が印象的でした。こういうルーツを鑑みた言動の差別化が本当に丁寧。

おそらく女子だから幼なじみの中ではディミトリと最も距離があったであろうことに加えて、騎士に対する高潔さ潔癖さが裏にあっての言動なのではないのか。

戦闘ジャンキーの根元にグレンの喪失があるフェリクスですが、騎士に対して過剰に憧憬を抱いている点で、婚約者の死にイングリットも狂わされているともいえます。

とすると、4年というそれなりの年月を経ており、一見立ち直っているように見えるのが、エグい。一見正気に見える女が死んだ人間を神聖視して狂わされてる事実すっごいエロ。

たびたび「グレンは清廉で高潔な騎士」と語ったり、もし生きてたら結婚した?と問われて「わたしにもまるで想像がつきません」と返したり、イングリットがグレンに抱いていた感情は恋に至らぬ騎士を夢見る少女のそれだけど、ディミトリから「あいつは本当にお前を好いていた」という台詞があったので、グレンはイングリットのこと性欲も内包して好きそう。

イングリット13歳のこちらを見る目が清すぎてキスもできないグレン、自カプ。

イングリットといえば、クロード支援でおしとやかになろうとして文頭に「あら〜」をつけてしのごうとしたズレたおしとやかっぷりがありましたが、メルセデス支援を見る限りあれはメルセデスを参考にしていた部分が大きいのかなと思いました。感じるぞ、百合の波動を。

 

・アッシュ

ボウナイトにしたのですが、今作の弓の範囲広くて強いので重宝。その一方成長にちょっと伸び悩み、ベルナデッタやシャミアをスカウトしてたら2軍落ちしてたかもしれない。

ロナート関連で思い悩むことはあれど、なよっとした雰囲気に反して苦悩のシーン自体は少なく、青獅子内では割と陽性のキャラクター。

青獅子のテーマのひとつ、「死んでいったものとの向き合い方」についても「ロナートの誇りや意志を継ぐ」という形で、ギルベルト支援にていち早くたどり着きました。

というか、推しカプの欲目はあるんだけど、歪なドミニク父娘関係に切り込む役割として、アッシュは明らかに優遇されている気がする。

ギルベルトが「捨ててくれてもかまわない」と丸投げし、アネットも手放しかけた木彫りの人形は、父子の柔らかい感情の象徴であり、それを自らの恐怖心を押し殺し拾い上げたアッシュの勇気のすばらしさよ。人の大切なものを大切にできるアッシュは立派な騎士。

色素が薄く線の細い美形キャラって正直一ミリも好みに引っかからず、一週目もスカウト逃しさくっと殺したのですが、今は神だと思っています。(極端すぎる)

ギルアネ以外ではカスパル・ペトラ支援が良かったです。

 

メルセデス

久々に再会した弟が厨二病になってた姉の気持ちを考えると、とてもつらいものがある。

死神騎士からエミールに戻った彼を看取るスチルが美しく、一番ペアエンド迎えたかったキャラはエミールなのですが、黒鷲までおあずけか、次周スカウト予定です。

シルヴァンの欄でも触れましたが、フェルディナントAからのペアエンドがとてもよかった。

彼女の支援の特筆すべき所として、対男性支援がカウンセリングみたいな形式になるんですが、これの対女性版ってフェルディナントなんですよね。

ただかなり毛色は違って、メルセデスは人の痛みがわかるが故に傷ついた部分を言い当て丸ごと受け入れる、という形なのに対し、フェルディナントは無敵の自己肯定感を受けた他者がそれに引っ張られる、というもの。

他者によりもたらされる救いって嫌いではないのですが、抑圧を受けてきたメルセデスが他人を救うことで自らを救うのって健全と言い難いのでは。あと、これは正直好みの問題なのですが、他者から救われて完結してしまうのではなく、他者の存在によって救いがあることを知ったものが、その後どうやって自らの救いを手に入れるのかが描写される方が強くて好き。

なので、支援Aでフェルディナントに道を照らされ、がんじがらめの状態から自由になれることを知ったメルセデスが、後日談ではあくまで自分の意志で絶縁をたたきつけられたことに、突き刺さるものがありました。

というか今打ってて気付いたんですが、支援Cフェルディナントの「他人に与えられる信仰など本当の信仰ではないと思わないかね」「まさか何か行動を起こしにいったのか。私も負けてられないな」とかその後の暗示だったのか。

ユニットとしてはヒーラーとして素直に育成。白魔法特化ユニットなのか、回復技大体網羅できるのにくわえて黒魔法撃たせても強くて、言うことなし。

あと身も蓋もないんだけど、5年後の顔がやたら好きです。声もいい。

 

・アネット

5年後なんか色が白くて顔がもっちりしていて大福みたいでかわいい。おデコが出ているからか顔の丸さが際立つ。

メルセデス支援B後食堂会話がぎこちないものに変化していて、このゲームどこまで広がりがあるんだろうとおののきました。

リシテアスカウトしたので魔法使いユニットとしては一歩劣るものの、応援スキルが非常に優秀。ただグレモリイなので機動が弱くて活かしづらく、ダークナイトあたりにしておけばよかった。

ギルベルトの守りたいもの全てに背を向けてしまった心情自体は理解できるのですが、父親に会いたいの一心で魔法学校をトップで卒業する程に努力し続けてきたアネットに対してシカトキメてんの不誠実すぎてクソ………クソ親父………

ギルベルトとお茶会すると「私を裁くべき方も、女神様でさえも、誰一人、私を裁いてはくれなかった」とか言ってますけど、ギルベルトの受けるべき裁きは捨てた王国と家族に真正面から向き合うことじゃないのか。と思ったらアッシュが似たようなこと言ってたので、アッシュは神。

ギルベルト単身エンドだと、アネットに向き合わないままディミトリの息子は育てんのかいとブチ切れてしまったのですが、アネットとくっつけて無事魂が救われました。罪一生背負って王国と家族大事にして生きてください。

アッシュ・ギルベルト支援が特にお気に入りでペアエンド迎えたのはこの二人でしたが、読み進めるのが楽しみだったのは断トツでフェリクス。歌かわいすぎるよ。

というか対女のフェリクス全般面白すぎる。おもしれー男。

 

3週目は黒鷲遊びつつ有料dlcを入れようかなと思っています。

今回仲間にしたフェルディナントが凄くいいキャラで、ライバル視するエーデルガルト、そして彼女を軸にして、彼女そのものに従属する者/帝国に従属する者 として対に配置されているヒューベルトとどういう掘り下げがあるのか、主従好きとして実に楽しみ。5年後実家がほぼ没落状態になってしまいますが、自己肯定感をそのまま貫くことができるのか。

あとカスパルリンハルト敵対台詞が爽やかでよかったので、親友ペアエンド狙いたい。

新学級級長ウルフカットがかわいいんですが、あれは狼だからか。戦闘中胸元が破れて谷間ポロリで女バレするギャルゲースチルがあるって信じてます。